【大阪/大東市】GWおすすめ!「野崎まいり」が2024年度は完全復活!参道に屋台がズラリと並んでる
はらぺこライターの旅人間です。大阪府大東市でGWの時期に開催される歴史ある伝統行事「野崎まいり」についてのお知らせです。
既にご存知の方も多いと思いますが、今年(2024年度)はコロナ前とほぼ同じ規模で開催されています。期間は5/1~5/8、ただし屋台は5/6日までなので要注意。
「野崎まいり」参道には露店がズラリ♪
5/2の昼頃、JR野崎駅をでると、目の前には屋台がズラリと並んでいた。毎年恒例の賑やかな光景が戻って来たのだ。
コロナ前は30万人を越える人出で賑わっていた「野崎まいり」は、江戸時代から300年以上も長く続く歴史ある伝統行事。もちろん目的はお参りだけど「屋台」を楽しみにしている人も多い。
とにかく屋台の数と種類が豊富なのだ。
参道を歩いていると、「えぇー」こんな屋台もあるの!?って発見も多い。
例えば、話題になった「10円パン」や、インスタ映えしそうな「団子の店」もあった。「うなぎ釣り」とか珍しいのではないでしょうか?
実を言えば、コロナ前にも「うなぎ釣り」の屋台はあった。
地元の方からすれば「今年も出てる♪」と感じる方も多いはず。ちなみに、この「野崎まいり」では、生き物を釣ったりできる屋台はよく目にする。
例えば、2018年に書いた「ブログ(外部リンク)」を確認すると、「うなぎ」以外に「ひよこ」「ハムスター」「かめ」「やどかり」「おたまじゃくし」などの屋台が見られる。
当たり前だが「おたまじゃくし」は成長すればカエルに、ヒヨコはニワトリになる。「少年!それ釣ってホントに大丈夫か?」なんて思いながら見ていたのを思い出す。とにかく、野崎まいりの屋台は色々楽しいのだ。
「うなぎ釣り」の場所にスタッフは不在で話を聞けなかったが、後ろに炭がある。釣ったら、その場で食べられるのだろうか?それもまた面白い。
ちなみに、今年はヒヨコ釣りなどは見かけなかったが、私が単に見落としているだけかもしれない。「えびすくい」は見かけた。
さすがに、この”えび”は観賞用とのこと。でも楽しそうでしょ。
JR野崎駅から野崎観音までの参道は約600mあり、その間は屋台が所狭しと並んでいる。屋台が楽し過ぎて、なかなか前には進まない…。
野崎観音へ
さて、「野崎まいり」とは、5月1日~8日までの無縁経の御開帳に本尊十一面観音にお参りする行事のこで、生きとし生けるものすべてに感謝のお経を捧げる伝統行事となる。
寺伝によると、始まりは元禄時代に遡る。「曹洞宗になってから五代目の大真慈門和尚が寺門興隆を願い参詣誘致に努め、それまで秘仏であったご本尊の特別開帳をおこなったこと」がはじまりだとか。
当時の大坂の商人層から篤く信仰を受け、大変な賑わいをみせていたという。
「野崎参りは屋形船でまいろ~♪」
これは東海林太郎(しょうじたろう)さんの歌う「野崎小唄」の歌い出し。
上方落語『野崎まいり』では、船で行く人と土手を歩く人とで罵り合って、競り勝てば一年の幸を得られたという俗信を面白おかしく描いているという。
屋形船は大阪城の北にある八軒屋浜から寝屋川を遡り徳庵から住道を経由して、現在の野崎駅の南の観音浜まで運行されていたとか。残念ながら現在はその姿を見る事は出来ない。
さて、長い石段を息を切らせながら歩き山門が見えるとあと少し。
境内に入ると、最後のひと踏ん張りの石段がある。屋台で楽しんで、食べて、飲んで、そしてお参りをする。そしてまた屋台を楽しむ。
「先にお参りしないと不謹慎かな?」
なんて気にする事は無いだろう。以前、ご住職にお話を聞いた際、「野崎まいりは賑やかに楽しむもの」と教えてもらったことがあるからだ。
せっかくのGWだ、大いに楽しみましょう。
尚、令和6年の「のざきまいり」について大東市の公式サイトを見ると、屋台は6日までと案内が出ているのでご注意を。
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慈眼寺(野崎観音)
住所:大阪府大東市野崎2丁目7-1
電話番号:072-876-2324
※「のざきまいり」の期間は5月1日~8日まで
(露店の出店は6日まで)
公式ホームページ(外部リンク)
地図(外部リンク)