一年間限定は勿体ない!日本橋の老舗がコラボした渾身の力作「うまみ飴」甘味と塩気が癖になる一粒です
日本人に生まれてよかったー!と思う瞬間が私にはいくつかあります。その中の一つが、お出汁が効いた汁ものなどのお食事を頂いた時。鰹節、昆布、鯛、干しシイタケ…他にもまだまだその地域ならではのお出汁なども沢山ありますが、とにかくほっと安らぐ味わいに目尻がふにゃり。
鰹節出汁をベースに様々な商品や店舗を展開している「にんべん」さん。お手軽な顆粒出汁から大きさも様々な削り節、冷凍惣菜まで扱う老舗です。そのにんべんさんの鰹節などを使用したお団子や餅菓子を販売しているのが、これまた日本橋に本店を置く老舗和菓子屋「榮太樓總本鋪」さん。
みたらし団子のタレなどにもにんべんさんの出汁が使用されています。今回は日本橋を知り尽くした老舗が、10月3日の榮太樓飴の日を記念して一年間限定で販売する榮太樓飴の「うまみ飴」をご紹介。
純度が高くクリアな甘さの白ざら糖と国産の水あめを直火で加熱しながら作られる榮太樓飴の定番「梅ぼ志飴」は、焦げる直前まで火入れされることにより生み出される香ばしさや、リッチかつ深みのある甘さと丸みを帯びた三角形でもお馴染み。江戸時代より世に送り出された超ロングセラー商品です。
そこに組み合わせるのは、なんと顆粒出汁!にんべんさんの「金色の鰹だし」は、本枯鰹節に椎茸と昆布を配合した日常使いしやすい顆粒出汁。光に透けて金色に煌めく飴の中で舞い踊るのが、金色の鰹だしなのです。
なるほど、これはどこかで口にしたことがある馴染みの味…そう、まるでみたらし団子のタレのような味わいなのです!こっくりとまろやかで、味わえば味わうほど深みが増していくような甘露の飴に、鰹特有のきゅっと引き締まるような旨味と昆布や椎茸の穏やかさ、そして塩気が加わり、焼き目がそそるみたらし団子を彷彿とさせます。
また、奥歯で割らずともちょっと歯を立てると、じゅわりと出汁が口の中で滲むという感覚もユニーク!それでいて奇を衒っているという感覚は皆無なのです。ううむ、これは海外の方にも差し上げてみたい…天晴です。
日本の旨味がぎゅっと凝縮した飴は、小腹が空いたときにひとつ口の中で転がすのもおすすめです。なにかおやつが恋しくなったときは、うまみ飴で調整してみるのもひとつの手。
とはいえ、食べすぎにはご用心…
最後までご覧いただきありがとうございました。
<榮太樓總本鋪・本店>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区日本橋1-2-5
03-3271-7785
10時~18
定休日 日曜祝日