Yahoo!ニュース

50年以上愛されている人気の駅弁は新鮮な高原野菜が主役!食べ応えあるのに520kcalなのも嬉しい

satochin旅行・グルメ・おでかけライター

駅弁も旅の楽しみのひとつ。山梨県小淵沢駅の駅弁「高原野菜とカツの弁当」は、1970年の発売以降、今も人気の名物弁当。山の中の小さな駅で販売されている駅弁が、なぜここまで人々に愛されているのか?その理由は新鮮な高原野菜にありました。

「駅弁の丸政」の人気駅弁

中央線小淵沢駅の小海線ホームから見える場所に、本社のある株式会社丸政(まるまさ)。創業は1918年(大正7年)と歴史は古く、1944年(昭和19年)から駅弁の販売を始めています。

「高原野菜とカツの弁当」は、1970年(昭和45年)に販売を開始。生野菜の入ったお弁当は、当時とても画期的なものでした。いや、今でもかなり画期的!

お弁当作りをしたことのある人なら、生野菜をお弁当いれることは衛生面でもあまり勧められないし、なにより食べる頃にはシナシナになっていた経験があるはず。

なのに、「高原野菜とカツの弁当」はまるで作り立てのサラダのよう!野菜がシャキシャキなんです。

使用してオイルの葉、ほとんどが前日に収穫されたばかりの新鮮な野菜。何度も試行錯誤を繰り返し、シャキシャキ感を残したまま提供できるようにしたのだそうです。

カラフルな見た目もごちそう!

蓋をあけると野菜とチキンカツ。50年前でこの盛り付けはハイカラ!

多分、一般家庭の8割は茶色のおかずと白米だったはず。

チキンカツは3枚。チキンカツの下にはスパゲッティナポリタン。

高原野菜はレタス、胡瓜、ミニトマト、カリフラワー、セロリ。どれもシャキシャキで歯ごたえあり!マイルドな酸味と甘味のバランスが良く、クリーミーなレインボードレッシングは、サラダだけじゃなく、チキンカツにもあいそう!

お塩もついているので、野菜を味わいたい人はドレッシングじゃなく、お塩で食べることもできます。

さらに、山午房、蕨、しめじ、茎さつま、コーン。

そして、リンゴ!

もちろん、りんご独特のシャリシャリした歯ごたえもばっちり残っています。

チキンカツもワザあり!

野菜が主役と言いましたが、チキンカツも驚きのおいしさ!冷めているのに衣はサクサク!揚げてしばらくたったら、油が衣にしみてじっとりするのに、歯ごたえを残したままなんです。それでいて中のチキンはやわらかく、簡単に噛みきれます。

トンカツでは、このやわらかさは出ないですよね。

シャキシャキサラダにサクサクチキンカツ。駅弁のレベルを超えた駅弁。ロングセラーなのも納得!

ちなみにカロリーは520kcal!こんなに食べ応えあって520kcal!さすがは野菜が主役の駅弁。

発売は小淵沢駅と週末の甲府駅

以前は新宿でも購入できたそうですが、現在は小淵沢駅と週末の甲府駅でのみ販売されています。

有名駅弁でありながら、筆者ははじめて食べました。食べて、そのおいしさに感動!思わず記事にしてしまったのです。このお弁当を食べるために、山梨に行きたい!

こういう出会いがあるから、旅はやめられないですね。

高原野菜とカツの弁当
販売元 株式会社丸政
販売場所 小淵沢駅 10時以降入荷次第販売(甲府駅、土日祝日のみ11時以降入荷次第販売)
価格 1,100円(税込)

丸政のワインにあうお弁当「ワインのめし」もおいしいですよ。

旅行・グルメ・おでかけライター

おいしいものが大好きで、ご当地グルメをもとめて日本全国47都道府県を制覇。食べログの地図を塗りつぶした旅行ライター。海鮮丼マニアとしてテレビ出演経験あり。 旅先の飲食店以外にもローカルスーパーや道の駅、SA・PAで見つけたご当地グルメを中心に、温泉やホテルも紹介しています。普段のサービスや味を知りたいため、事前許可を取らず、気に入ったら後から掲載許可をもらい、紹介している記事が多いです。許可をもらえるまでしつこいです(笑)。 リアルな旅の記録はXで発信中。 温泉ソムリエマスター/サウナ・スパ健康アドバイザー/銭湯検定4級/チェコ親善アンバサダー

satochinの最近の記事