Sushi や Ninja、Mangaに続け!日本の文具を世界に広く発信する東京文具週間、始動!
日本にはたくさんの文具メーカーがあります。そしてそのそれぞれがしのぎを削って工夫と改善をしています。そのクオリティが世界でも有数、いや世界一であろうことは、文具が好きなユーザーの皆さんならずとも、実感しているのではないかと思います。
この魅力を世界に発信するにはどうすればいいのか。
「TOKYO STATIONERY WEEK 2024」とは
今回は、世界中・日本中の文具バイヤーを東京に呼び込む展示会ウィークである、「TOKYO STATIONERY WEEK 2024」のキックオフ記者発表会であきらかになったことをお伝えします。
わかりやすい一文が公式サイト(https://tokyostationeryweek.com/)にあったので、そのまま引用します。
もうちょっと詳しく説明しましょう。
まず、日本の文具メーカーの展示会・商談会の現状です。かつての大きかった展示会は、日本の文具メーカーの出展がへり、海外メーカーが増えています。
また、メーカー各社は、プライベートショーに、バイヤー・問屋を自社ショールームに招く形が増えています。
それはメーカーごとに7 月上旬に個別に行われているのです。
東京ステーショナリーウィークの狙いとは
東京ステーショナリーウィーク=TSWの狙いは、これらの各社の展示会の連携です。
たとえば、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークには、ファッションの展示会の集合であるファッションウィークがあります。
そしてTSWにおいては、文具をテーマとし、東京を舞台とし、7月の第一週を中心とした期間に、メーカー各社を連携させ展示会・商談会を集中的に開催。そのことで、国内外のバイヤーをその時期に東京に注目させ集約し、日本の文具の魅力を広く内外に発信することを狙っているのです。
すでにTOKYO STATIONERY WEEK 実行委員会の代表である山本泰三氏の山本紙業株式会社をはじめ、合同展示会FRATの参加メンバーを中心として、国内の文具メーカー複数社及び取り次ぎ会社などの参加が発表されました。その数は今後も増えていくでしょう。
東京ステーショナリーウィークがめざすもの
この狙いが当たるのなら、国内各メーカーの文具は、今まで以上に広く海外に知られ、販売され、伝わることになります。海外でよく知られる日本の文化、Sushi、Ninja、MangaにBunguが続くことになるのか。それはまだわかりません。
ですが、東京ステーショナリーウィーク=TSWは、とても意欲的な試みです。
少なくとも、バイヤーやメディアの労力・負担が軽減され、シナジーが生まれることは間違いないでしょう。それがひいては、市場の盛り上がりに繋がり、エンドユーザーにもなんらかの形で恩恵が生まれてくるのではないかと考えています。
また、展示会商談会は基本的にはバイヤーやメディア向けのものですが、エンドユーザーも何らかの形で関わることも考えられているようです。
記者発表会では、今後の構想として、共通Webサイトでの各展示会の案内や、共通パスの発行、会場間シャトルバスなど、長期短期の各種の構想が公表されました。
東京ステーショナリーウィーク、とても楽しみです。
公式サイト:https://tokyostationeryweek.com/