クーベルタンと嘉納治五郎とスポーツ心理学:東京オリンピック2020
■心理学の歴史・スポーツ心理学の歴史
人は、大昔から人の心について考えてきました。しかし心理学は若い学問で、1879年にドイツの心理学者ヴントがライプツィヒ大学に心理学実験室を開いたのが、科学的心理学の始まりとされています。
ヴントは、筋肉運動の研究や反応時間に関する研究もしていて、これは後のスポーツ心理学の研究につながっていきます。
スポーツの歴史も古いわけですが、スポーツが科学的扱われ始めたのは19世紀ごろからで、しかも医学、生理学、解剖学などからの研究であり、心理学的な研究はほとんどありませんでした。
それでも、19世紀末の最初の社会心理学の実験と言われる実験では、一人で釣竿のリールを回すよりも、誰かと一緒に回した方が早く回せるというものでした。さらに、スポーツからの研究として、自転車競技における競争の効果とか、フットボール選手の反応時間に関する研究などが行われました。
そして二人の有名人、近代オリンピックの提唱者クーベルタン男爵と嘉納治五郎先生は、スポーツ心理学にも影響を与えていました。
■クーベルタンとスポーツ心理学
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