NY系ステーキハウスの半分以下の価格で食べられる特製焼き台で火入れされた「百名店」選出の和牛

ペアリング探求家

8/14(水) 21:01

鶏肉や豆腐を使った居酒屋等を五反田界隈中心に展開している株式会社JOが、イタリアン業態として2016年にオープンした『LOVAT』。煉瓦や木材を使ったダークブラウンの店内に、JAZZY HIP HOPやREGGAE等を流して温かみのある雰囲気を作り出しています。ドレスコードは必要ありませんが、大人な空間ではあります。

メインとなる和牛は、カメリエーレさんが三種類の違いを丁寧に説明してくれ、今回は米沢牛のマルカワを。オーダーから60分かけて、特製焼き台で焼き上げるらしいので、前菜は3皿頼むのがベストとのこと。

ですが、この日の同伴者は小食ということもあり、構成を迷っていると「前菜は二皿、肉の前にパスタを持ってくるのは如何でしょうか？」とご提案頂き、そうしました。

まずはフリットとスプマンテを頂き、

その後でスペシャリテのタルタル。黒毛和牛の脂の旨味を感じる、誰もが好きな一皿。『セヴェロ』より、しっかりとした味わいです。

パスタも肉の旨味が溢れています。

メインのマルカワは、柔らかいけども、脂身は少なく、赤身の旨味が詰まっています。なによりも、表面の焼き上げた部分が美味しい。肉の旨味が凝縮させていて、『ルースクリス』並の美味しさが半分の価格で味わえます。素晴らしいコストパフォーマンスでした。『ヴァッカロッサ』が閉業したいま、東京を代表するお肉を楽しめるイタリアンになるかと思います。