今年のドジャースと同じ2勝0敗から「ワールドシリーズ優勝を逃した最後のチーム」はいつのどこ!?
ここまでのワールドシリーズは、ロサンゼルス・ドジャースが2勝を挙げ、ニューヨーク・ヤンキースは2敗を喫している。
2勝0敗からワールドシリーズ優勝を逃した最後のチームは、1996年のアトランタ・ブレーブスだ。28年前まで遡る。その後のワールドシリーズで2勝0敗とした12チーム――今年のドジャースは含めず――は、すべて優勝を飾っている。
この12チームの半数は、4勝0敗(2勝0敗+2勝0敗)のスウィープでシリーズを終わらせた。あとの半数は、4勝1敗(2勝0敗+2勝1敗)が4チームと、4勝3敗(2勝0敗+2勝3敗)が2チームだ。
ちなみに、直近4度のワールドシリーズ(2020~23年)は、いずれも、2試合を終えた時点で1勝1敗だった。その前の2019年は、ワシントン・ナショナルズが2勝0敗からヒューストン・アストロズに3連敗を喫し、そこから、2試合続けて勝った。
また、ドジャースの球史において、2勝0敗としたワールドシリーズは、今年が5度目となる。過去の4度は、優勝と敗退が2度ずつ。1956年が3勝4敗(○○●●●○●)、1963年が4勝0敗(○○○○)、1978年が2勝4敗(○○●●●●)、1988年は4勝1敗(○○●○○)だ。2度の優勝のうち、1963年はヤンキースをスウィープし、1988年はオークランド・アスレティックスを倒した。1956年と1978年は、ヤンキースに敗れている。
一方、ヤンキースが0勝2敗となったワールドシリーズは、今年が9度目だ。過去の8度は、こちらも優勝と敗退が同数。それぞれ、4度を数える。
直近2度の0勝2敗は、1996年と2001年だ。ブレーブスと対戦した1996年は、0勝2敗から4連勝。この年のヤンキースは、現時点において、0勝2敗からワールドシリーズを制した最後のチーム、ということになる。
2001年は、3勝4敗でアリゾナ・ダイヤモンドバックスに敗れたものの、0勝2敗から3試合続けて1点差で勝利――第4戦と第5戦はサヨナラ勝ち――を収めた。大敗を喫した第6戦を挟み、第7戦も、9回裏を迎えた時点では1点リードしていた。