それ「足の動脈硬化」が進行しているサインかも!-"足の血管"がガチガチになるとどうなる?-
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おがちゃん先生です。
今回は「動脈硬化」について、特に"足"の動脈硬化が進行すると現れる症状を解説していきます。
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動脈硬化ってなに?
健康な動脈(血管)は、しなやかな構造をしています。
しかし、なんらかの原因により、血管の壁が硬く、厚くなることがあり、このような状態を「動脈硬化」といいます。
動脈硬化の初期では、特別な症状がないことが多いですが、進行すると、重大な合併症の発症リスクが高くなります。
【動脈硬化によって起こりうる合併症】
狭心症・心筋梗塞・腎臓病・脳梗塞・脳出血・目の障害・足の障害など
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動脈硬化が起こる原因は?
動脈硬化は加齢とともに進行します。
そのなかで、高血圧・糖尿病・脂質異常症・糖尿病・喫煙・肥満・ストレスなどは、動脈硬化の進行に拍車をかけます。
◎補足を含めて、もう少し細かな点を下に記載します。
・喫煙はたとえ"1日1本"であっても心筋梗塞や脳卒中の危険因子である.
・血圧が"正常値を超えて高くなればなる"ほど、心臓病などの発症リスクが高くなる.
・動脈硬化は腎臓病の危険因子であり、"腎臓病もまた動脈硬化の危険因子"である.
・高血圧、糖尿病、脂質異常症は"遺伝的要因"が関係することもある.
・肥満は特に"内臓脂肪型肥満"が、動脈硬化を進行させやすい.
・"男性"の方が動脈硬化が起こりやすい.
→しかし"閉経後の女性"では動脈硬化が進行しやすい.
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足の動脈硬化が進行するとどうなる?
足の血管の動脈硬化が進行し、血管が狭くなったり(狭窄)、詰まったり(閉塞)する病気を「下肢閉塞性動脈硬化症」といいます。
下肢閉塞性動脈硬化症は、軽症〜重症(Ⅰ度〜Ⅳ度)まであり、進行に応じて現れる症状が変わります。
・Ⅰ度:しびれや冷え(または無症状)
・Ⅱ度:間欠性跛行(かんけつせいはこう)
・Ⅲ度:安静にしていても足が痛い
・Ⅳ度:ただれや潰瘍・壊疽(えそ)
※間欠性跛行(かんけつせいはこう)…歩くと足の痛みや疲労感が強くなり、数分間休むと、また歩けるようになる症状。
Ⅳ度まで進行すると、ただれや潰瘍・壊疽(えそ)が起こり、最悪の場合、足を切断しなければいけないこともあります。
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動脈硬化を予防するには?
前述したように、動脈硬化は加齢とともに進行します。
そのなかで動脈硬化を進行させないためには、下のような生活習慣(食事・運動など)の改善が大切です。
- 食物繊維をしっかり摂る
- 塩分を控える
- 過食を控える
- 禁煙(受動喫煙も避けた方が良い)
- 肥満の解消
- 適度な運動(1日30分以上を目標に)
- ストレス解消
- お酒を飲みすぎないなど…
また、高血圧や高血糖というのは、特別な自覚症状がないことが多いので、定期的に健康診断を受けることも大切です。
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最後に
「足がだるい、疲れやすい、痛い」という症状は「歳のせいだから…」と放置されがちです。
もちろん、動脈硬化以外にもむくみ(浮腫)・下肢静脈瘤など他の理由によって症状が起こることもあります。
しかし、動脈硬化が進行している可能性はあるので、症状が続く場合には、一度医療機関への受診をおすすめします。
では、今回はここまでです。
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(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)
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おがちゃん先生について
● ウィルワン整体スクール卒
● インスタグラムフォロワー1.6万人超
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● bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
● 解剖生理学オンラインサロン運営
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
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