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【長野/伊那】さすが伊那谷!世界が注目する「昆虫食」がいっぱい…!ココは売ってるモノが違う

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。前記事で紹介した長野県伊那市にある「産直市場グリーンファーム」の追加情報を…。

と言うのは、色々な珍しいモノが売られている産直市場。この地域でしか目にしない特産品が売られている。伊那谷では郷土料理として昆虫食の珍味が有名だ。例えば、はちの子、いなご、蚕のさなぎ、ざざむしの甘露煮など…。

では、今回は「古くからこの地で食されてきた特産品」を中心に紹介しよう。

「産直市場グリーンファーム」へ

この産直市場グリーンファームでは地元の特産品を中心に色々なモノが売られている。野菜、果物、キノコ、手作り味噌、お惣菜など。

それ以外にも植物や切り花、炭や薪、骨董品や古道具など色々ある。前回の記事では「動物のふれあい」「ヤギのレンタル」について紹介した。

<前回の記事>
ヤギのレンタルもある!珍しい特産物も沢山見つかる!長野県「産直市場」が面白すぎる

この地域を観光で来た時は、ぜひ立ち寄りたい。野や果物を買って帰るなら、ここに来れば間違いはない。

さて、今回ピックアップして紹介するのが伊那地方で、古くから食されてきた昆虫食の「珍味」だ。

昆虫食と言えば、国際連合食糧農業機関(FAO)が発表た報告書に世界の人口増加により近い将来深刻な食糧危機が訪れる可能性が示唆されており、色んな意味で注目を集めている。

長野県南部、天竜川に沿って南北に伸びる盆地「伊那谷(いなだに)」では、古くから日本で有数の「昆虫食」が根付いてきた地域である。

山深くでタンパク質が手に入りにくかったことから「虫」を食べるようになったと言われている。

馴染みのない私たちからすると、「えぇー」って思ってしまうが、栄養価が高く、昔から貴重なタンパク源として重宝されてきた。現在では健康食材としても注目されている。

食べた事はあるだろうか?

お店の説明によると「蜂の子」は食材として数千年の歴史を持ち、「ビタミンB2」や「不飽和脂肪酸」などの健康成分が含まれていて、 体調不良、元気が出ない時におすすめだという。

そして、蚕のさなぎは、中国や韓国でも食習慣として親しまれ、漢方薬としての効能も知られているそう。乾燥させて粉末状にしたものは、喘息の治療薬としても使われるなど、薬膳的な効果も期待されて食されてきたという。

蚕のさなぎの甘露煮は、外はカリッと、中はクリーミーだとか…。

こちらは「ざざむし」だ。天竜川やその支流に主に生息する水生昆虫で、醤油・砂糖で煮て食べる、信州伊那谷地方の郷土料理。 ほろ苦いそうだ…。

最近ではなかなか数が採れなく、高級珍味となっている。

ちなみに、冷凍保存品もある。

他には鹿肉やダチョウ肉、さらに「熊肉」も売られている。

熊肉には身体を温める効果や、滋養効果が高いとされるそうだ。また、豊富にコラーゲンが含まれているので美肌効果があるそうな。

ただし、どうしても獣肉は臭みがあるので日本では味噌で味付けする熊鍋にして食べるケースが多いようだ。

また「熊の油」もあった。

昔から民間の治療薬として有名ですね。馬油は各地で頻繁に見かけるが熊の油は地域が限られるよう。天然のハンドクリームとして人気だ。

他にも珍しいモノが色々あるが、紹介しだすと切りがないのでこの辺で。さすがは伊那市の産直市場!売っているモノが違う。

産直市場グリーンファーム
住所:長野県伊那市ますみヶ丘351-7
電話番号:0265-74-5351
営業時間:8:00~19:00
※11月-3月は18:00まで
※エサやり(有料)は17:00まで
定休日:元日
公式ホームページ(外部リンク)
地図(外部リンク)

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はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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