「いないいないばあ」が赤ちゃんの脳と心を育てる!赤ちゃんが大好きな絵本
「いないいないばあ」は、赤ちゃんを笑顔にする魔法のような言葉です。いないいないばあをしてあげると、赤ちゃんの目はキラキラ輝き、笑顔がこぼれます。そして、パパやママが楽しんでいる姿を見ることで、赤ちゃんは安心感を持つことができるのです。周囲の人々が楽しそうにいないいないばあをする動きや声が、赤ちゃんの感情を刺激して、周囲の人々との愛情やつながりを感じることができるとされています。また、いないいないばあは、赤ちゃんの脳の発達にも良い影響を与え、赤ちゃんが成長する上で非常に重要な役割を果たしていると言われています。
いないいないばあは、赤ちゃんの脳を育てる効果あると言われています!
「いないいないばあ」は、赤ちゃんにとっては喜びや安心感を与え、脳の発達にも良い影響があるとされています。赤ちゃんの脳は、刺激を受けることで神経回路が複雑化し、脳の発達が促進されます。同じ働きかけを繰り返すほど強化される特性があり、この神経回路を強化する遊びとして「いないいないばぁ」があります。この遊びは脳のワーキングメモリーシステム(短期記憶)を鍛えるために適しており、前頭前野の働きを強化することで、問題解決や複雑な作業にも効果を発揮するようになると言われています。赤ちゃんの短期の記憶力、予想力、想像力を養い、神経回路を複雑化させることで、脳の発達を促す効果があるとされています。
また「いないいないばあ」をすることで赤ちゃんが笑ってくれるようになります。この赤ちゃんの笑顔が、脳の発達に大きな役割を果たすと考えられています。0〜3歳は脳が急速に発達する期間で、約140億個の神経細胞をつなぐ回路が急速に形成されます。赤ちゃんの脳は、シナプスという神経細胞のつなぎ目が増えることで発達します。このシナプスは、赤ちゃんが笑うことで増えるとされており、その結果、知能の発達が促進されると考えられています。つまり、子供の笑顔や快い感性を引き出すことが脳の発達に重要なのです。さらに、赤ちゃんのうちからよく笑っていた子は、ストレス耐性が高く、前向きに困難や失敗を乗り越える傾向があるとされます。
【参考文献】
『赤ちゃん教育―頭のいい子は歩くまでに決まる』ダイヤモンド社 著:久保田 競、 久保田 カヨ子
Hugkum:【脳科学者監修】気になる「知育」「育脳」って?喜びが脳を発達させる最新の考え方
PHPファミリー:よく笑う子ほど才能が開花する理由 茂木先生が教える「笑顔の脳科学」
英語では「Peek-a-boo(ピーカブー)」フランス語では「Cache-cache cou-cou(カシュカシュクークー)」など、いないいないばぁは、世界中の多くの国に存在しています。言葉は違えど、いつでもどこでも簡単にできる「いないいないばあ」が世界中の赤ちゃんを笑顔にしてしまうなんて、何だか素敵ですね。
50年以上読み継がれた赤ちゃんの絵本「いないいないばあ」童心社 作:松谷みよ子 絵:瀬川康男
お母さん世代もお馴染みの松谷みよ子さんの『いないいないばあ』は、ぜひ赤ちゃんのファーストブックにおすすめしたい一冊です。ページをめくると、赤ちゃんが笑顔になってくれる絵本として長年愛され続けている絵本です。色々な動物たちが、いないいないばあをしてくれるというシンプルな絵本ですが、このシンプルさが赤ちゃんに長年愛されてきたのかもしれません。最初の頃は、読み聞かせをしても反応がない時期が続くと思いますが、読み聞かせは、ぜひ赤ちゃんからおすすめしたいです。だんだん反応が出てくるようになりますよ。絵本を持ってくると「あ!」って顔をして笑ったり、絵本の中の「のんちゃん」をお子様の名前に置き換えて読んであげても、喜びます。「いないいないばあ」の「ばあ」の部分をそれぞれの動物の鳴き声にしてあげるのも楽しいです。赤ちゃんは繰り返し言葉も大好きです。だんだん、自分でまねをして「ばあ」をしたり色々な反応が出てくるので、お子様の成長に合わせて、変化させながら読んであげると良いと思います。
お気に入りの絵本は、お子様が大きくなってから、ひらがなの練習を始めたとき、自分で本を読むトレーニング用にもおすすめです。ボロボロになるまで読み込んだ絵本は、いつかきっと宝物になる日が来ると思います。
今回は、赤ちゃんのファーストブックにおすすめの絵本『いないいないばあ』をご紹介いたしました。お子様にとって宝物になるような素敵な絵本とたくさん出会えることを願っています。
高木美紀
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