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カップイン=ナイスパットではないかも!?パッティング上達には欠かせない正しいフィードバック【ゴルフ】

野洲明ゴルフ活動家

どうなればナイスパットと言えるだろうか。

ショートパットはカップインするかどうか、ロングパットではカップ付近にボールがとまるかどうか、このような‟結果”だけが、グッドorバッドの判断材料になるのだろうか。

上達のためには内容を重視する必要がある。

イメージ通りのストロークができたか(タッチや方向を出せたか)と、結果を分けて考える必要があるのだ。

例えば、狙いより右に打ち出しても、想定外に左に曲がればカップインする場合がある。スライスラインだと思って左を狙い、狙いより右に打ち出してしまっても、切れずにカップインする場合がある。

こういうパットをした場合、カップインという結果に対して喜びながらも、心の中では首を傾げられるようになると、パットの上達が加速しやすくなる。

ナイスパットとは

イメージ通りの距離感で、狙い通りの方向に打てたパット。その結果として、ショートパットであればカップインすること、ロングパットであればカップ付近にボールが止まることが、ナイスパット。

読みと狙いのエラーに、距離感や方向のエラーがかみ合えば、カップインすることがある。このカップインは、本当のところではナイスパットとは言えない。

「カップイン=ナイスパット」ではないかもしれない
「カップイン=ナイスパット」ではないかもしれない

フィードバックの仕方

距離感は、止まったボールの位置を見れば分かる。カップインした場合は、ジャストタッチで入ったのか、勢いよくカップの奥の壁に当たる感じで入ったのか、を見れば、イメージ通りの距離感を出せたかが分かる

方向はインパクト時のフェースの向きを感覚で判断するしかない。それが難しい場合は、パターマットを使って練習すれば、インパクト時のフェース向きの感覚を磨ける。(パターマットは、自然と目標に対してスクエアに構えられるため、打ち出し方向のズレはインパクトのズレとなる)

カップインして首を傾げ、カップを外して納得できるパットが出てくるようになれば、正しいフィードバックができている。

読みや狙いを間違えるのはしょうがない。イメージ通りの距離感で狙い通りの方向に打てれば、やるべきことはできた、としよう。

<関連動画>

以下の動画の2:25ぐらいのところにナイスパットの例、1:30ぐらいのところにカップインしているがナイスではないパットの例を紹介しています。

ゴルフ活動家

スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとに、論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。

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