Yahoo!ニュース

ドジャースのワールドシリーズ優勝7度は何番目に多いのか。シリーズ進出21度はヤンキースに次ぐ2位

宇根夏樹ベースボール・ライター
ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)Oct 27, 2020(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ(1903年~)進出は、移転前を含め、21度を数える。この回数は、ニューヨーク・ヤンキースの40度に次ぎ、サンフランシスコ・ジャイアンツの20度を上回る。ナ・リーグでは最多だ。ドジャースもジャイアンツも、1957年まではニューヨークに本拠を構えていた。

 一方、ドジャースのワールドシリーズ優勝は、1955年、1959年、1963年、1965年、1981年、1988年に、2020年の7度だ。こちらの回数は、トップ5に入っていない。ヤンキースの27度、セントルイス・カーディナルスの11度、オークランド・アスレティックスとボストン・レッドソックスの9度、ジャイアンツの8度に次ぐ。

 ワールドシリーズ進出5度以上のチームは、以下のとおり。

筆者作成
筆者作成

 ワールドシリーズまで進みながら、そこで優勝できなかった回数は、ドジャースの14度が最も多い。二桁の他2チーム、ヤンキースの13度とジャイアンツの12度を上回る。

 この18チーム中、ワールドシリーズ進出に占める優勝の割合のトップ3は、ピッツバーグ・パイレーツの71.4%、ボストン・レッドソックスの69.2%、ヤンキースの67.5%。ワースト3は、フィラデルフィア・フィリーズの25.0%、シカゴ・カブスの27.3%、ドジャースとクリーブランド・ガーディアンズの33.3%だ。

 ドジャースは、ワールドシリーズでヤンキースと11度対戦し、そのうちの8シリーズで敗れ去っている。ヤンキースとのワールドシリーズを除くと、10度中4度の優勝(40.0%)となる。

 また、ロサンゼルス移転後のワールドシリーズは、優勝と敗退が6度ずつ。ヤンキースとのワールドシリーズも、1963年が優勝、1977~78年が敗退、1981年は優勝なので、2度ずつだ。

 なお、ここ10年間のドジャースについては、こちらで書いた。

「ドジャースが「成功とは思っていない10年間」の939勝は最も多く、ポストシーズンを逃した年もないが…」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

宇根夏樹の最近の記事