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ア・リーグの2人が9本目のホームランを打ち、トラウトとの差を1本に縮める。ナ・リーグも1本差に

宇根夏樹ベースボール・ライター
ガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)Apr 27, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月27日、タイラー・オニール(ボストン・レッドソックス)とガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)は、それぞれ、シーズン9本目のホームランを打ち、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)との差を1本に縮めた。

 オニールは、2試合連続ホームラン。ヘンダーソンは、直近4試合で3本塁打、1本、1本、0本、1本だ。

 一方、彼らがホームランを打った後、試合に臨んだトラウトは、センターからの送球で一塁から三塁へ進もうとした走者を刺したが、3打数0安打に終わった。

 ア・リーグでこの3人に次ぐ、7本塁打の人数は、前日の5人から6人に増えた。メキシコで行われた試合で、ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)が2本のホームランを打ち、シーズン全体の本数を5本から7本とした。

 また、過去3シーズンに最多の138本塁打を記録したアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、5本目のホームランを打った。本数はトラウトの2分の1ながら、その差はまだ大きくない。

 ナ・リーグの7本塁打以上は、前日と同じく5人のまま。ただ、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)は、8本目のホームランを打ち、こちらも、トップのマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)との差を1本とした。

 アロンゾは、このホームランが通算200本目。出場710試合で到達は、歴代4番目の速さ――試合の少なさ――だ。この記録については、こちらで書いた。

「シーズン7本目のホームランで通算200本塁打にリーチ。史上4人目の750試合未満で到達は間違いなし」

 4月27日を終えた時点の7本塁打以上は、以下のとおり。

筆者作成
筆者作成

 この14人のうち、エドワード・ジュリエン(ミネソタ・ツインズ)とアルバレスは、1試合2本塁打を2度ずつ記録している。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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