はらぺこライターの旅人間です。今回はB級グルメで全国にその名をとどろかせた”富士宮やきそば”の人気店を紹介しよう。

実を言うと、私は本場で食べるのは今回が初めて。B-1グランプリで1位を獲得してから後、関西のイベントなどで出展される屋台では何度か食べたことはあったが、すっと富士宮市内の店舗で食べてみたかった。

富士宮市に到着し、数ある名店の中から選んだ店は「はっちゃん」という小さな店だ。ここは地元の方に教えてもらった店の一つである。

お店に入ると、カウンター越しにママさんが手際よく焼きそばを焼いていた。土日は息子さんの助っ人があるそうだが、基本的には一人で店をやているので昼時は戦争のような忙しさだとか。

店内は席数が少ない。同店を利用する場合は少し時間をずらしていくと並ばなくて良いだろう。

さて、メニューを見ると”焼きそば”以外にも”しぐれ焼”なるものも…。同市の名物と言えば”富士宮やきそば”で知られているが、その焼きそば入りのお好み焼きを”しぐれ焼”という。こちらも負けないほどの名物だとか。

どちらにするか迷うが「焼きそば イカ」を注文してみることに。

すると、鉄板のアツアツの状態でやって来た！

パッと見てすぐ分かるのが、富士宮やきそばの特徴と言える”削り粉”たっぷりのビジュアルだ。

お好みで”一味”を入れると美味しさが増すらしい。

麺は見た目よりもモチっとしてコシがある。関西で一般的に食べられている焼きそばとは全く違う。そしてキャベツが大量に刻み込まれているので、一緒に入るイカとネギの食感も相まって絶妙なバランスとなる。

そこに一味のピリッとした辛味が重なってくるのだ。確かに、こりゃ～うまい！

食べ終えた後、ママさんに少しお話を聞くと”富士宮やきそば”の美味しさの秘訣は”肉かす”だという。専用の麺（同店はさのめん）を使用し、削り粉がたっぷり入れる。これが特徴となる。

同店に関しては言えば、味付けはしっかりし、風味豊かにして食べやすい。鉄板で最後の方は少しカリッとした食感も余韻が残る。やっぱり本場の人気店は違う。この店を選んで正解だった。また来よう。

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