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【現役看護師が伝える】看護師の仕事って実際どうなの?クリニック編

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前回看護師の働き方について書きましたが、今回はクリニックで働く看護師の実際の業務やどうなのかについて、私の例を元に書いていきたいと思います。

前回の記事はこちらから

1.クリニックで働く

クリニックで働く看護師とはどんなイメージがあるでしょうか?
そもそもどれが看護師でどれが受付の方かわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今後看護師になる方やクリニックが気になる方もいると思いますので、ここからは具体的な業務や中の様子について書いていきます。

クリニックでの1日

※あくまで私が働いているクリニックの1日です。

8:00 出勤
掃除や開院準備
9:00 開院
診察の介助、鼻吸いや採血、検査などの処置、乳児健診や予防接種、指導や相談業務
12:30 昼休憩
14:00 午後の診療開始
18:30 閉院
※患者さんが多い場合は19:00すぎまで診療することも。
19:30 退勤

時間や仕事内容はクリニックによりますが、大体が午前の診療午後の診療で分かれたスケジュールで動いていると思います。

クリニックの業務

基本的に診療の介助や検査や処置、相談や指導が多いです。
また、患者さんの状態に合わせた診察の順番調整を行うのも看護師の仕事です。

クリニックは病棟と違い、家が近い患者さんが少し体調が悪い、心配事がある、検査のために来ることが多く、何度も同じ患者さんが来院されます。
そのため、お互いに顔見知りになるのですが、外来が流れているので、1人1人にじっくり時間を使って指導したり、お話したりすることが難しいです。

しかし、患者さんの普段の生活の様子や療養で困っている部分に直接アプローチできたり、仲良くなって相談しやすい雰囲気はあるので、病院とは違うやりがいがあります。

順番を調整する際に、病状だけでなく困っている部分がないか観察し、診察の中でじっくりと時間をかけて話を聞いたり自宅調整が必要な場合は、時間がしっかりとれるように先生の余裕を見ながら調整しています。

また、物品や薬剤管理、業者さんとの情報交換も主な業務になってくるため、多職種との連携や経営をある程度考えた在庫管理が必要になります。

2.クリニックで働くメリット・デメリット


ではここからは、私が考えるメリット・デメリットをお伝えします。

メリット

・比較的残業が少ない(ただしみなし残業込みという求人は多いことがあります)
・亡くなる患者さんや急変に当たることは少ないので、精神的に楽
・普段は元気に自分で生活できている人と話せるので、医療者の負担が少ない
・元気になっていく姿が見られることが多い
・肉体労働が少ない
・休憩がしっかり取れる
・年功序列などが少ない
・ブランクがあって、処置などの技術や知識面が多少不安でもやっていける

デメリット

・人数が少ないので、人間関係が悪いと大変になってしまう
・人数が少ない分、休みが取りにくい
・自分の仕事の幅が広い(在庫管理から看護、時々事務の手伝いなど)
・医師の方針や経験値によって経営が大きく変動することも(特にコロナ禍は色々あったようです……)
・自分の所属するクリニックが見ている診療科は、幅広い知識を身に付けないといけない(専門性の高いものというよりは、病気全般の知識をなんとなくでも入れておかないと短時間で患者さんを把握できない)
・同期がいない

3.クリニックで働いてみて

私は今クリニックで働いていますが、実際に働いてみて元気になっていく人をみたり、日常生活の相談に乗ったりできるのが楽しいと思っています。

休みが取りにくかったり、知識や技術を覚えてしまえば、ルーティン作業が多く患者さんの看護プランを考えたりすることはないので、やりがいは病棟の方が全然あると思います。
しかし、病棟で精神的に疲れてしまったり、残業を少なくして家族の時間を取りたいという方はクリニックで働くという選択肢も入れてみてもよいかもしれません。

あくまで個人的な意見ですが、新卒だったり経験が浅いうちからクリニックだと同期がおらず、横のつながりが薄くなり看護師として悩んだときに気軽に相談できる人が狭くなってしまうので、はじめは同期が多い、もしくは交流できる環境に身を置く方がいいと思います。

いかがでしたか?
看護師と言っても色々な働き方があるので、クリニックの看護師のことを知って、自分のキャリアを考えるヒントや働き方の参考になっていれば幸いです。

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