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【てんかん持ちの看護師が教える!】症状コントロールして日常生活を送るために

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いくら変わってきたと言えど、まだまだ制度が整っていない部分はたくさんあります。

今回は強直間代性痙攣発作を起こす私の経験と知識を踏まえて、コントロールするために意識することを何点かお伝えしたいと思います。


なお、ここで言及することは、あくまで私の経験と知識の範囲内であり、どんな症例にも対応するものではないことをご了承ください。

てんかんとは?

まずはてんかんとは、どんな病気か簡単に説明したいと思います。
脳が一時的に過剰に興奮して、意識消失やけいれんなどの「てんかん発作」を繰り返し引き起こす病気。

原因がわかっているものもあれば、原因不明のものもありますが、比較的薬でコントロールできる場合が多いです。
これに誘発要因がわかっている人に関しては、そこに気を付けて生活していくことになります。

では、私が実際に気を付けていることやさまざまな症例を見て、日常生活でコントロールするためにできることをお伝えしたいと思います。

日常生活で気を付けること3選

1.規則正しい生活

これは一般的にみなさん言われていることですが、てんかんの人はより重要です。
なぜなら、てんかんは「脳が一時的に過剰に興奮して、てんかん発作を繰り返す病気」であるため。


特に注意したい睡眠不足は、脳が休まっていない状態になります。脳が休まっていないときに、急に強い刺激が加わると、脳が過剰に反応してしまい、発作の誘発に繋がってしまうのです。

そのため、早寝早起き、睡眠時間の確保が非常に重要になります。
今起きている方も、少しずつしっかりと睡眠時間を確保するように調整してみてください。

2.疲れを溜めない

これもよく言われることですが、疲れている、ストレスを抱えていると、無意識に身体に力が入って、緊張状態が続いてしまいます。


そのため、活動量が多くなった日や忙しい日々が続いているときには、意識的に休息を取るようにしてください。

まとまって休めない場合は、細切れでも休息を取るようにしてくださいね。

3.万が一の発作に備える

てんかんの誘発因子がわかっている方は、その因子を避けるようにしましょう。
一般的に多いのは、「光」「模様」「大きな音」「気温差」などです。
しかし、その他にもさまざまな誘発因子がありますので、自分やご家族に当てはまるものや、心当たりのあるものは避けるようにしましょう。

また、てんかん発作は落ち着いていても、何かのきっかけで発作が起きてしまう可能性があります。それぞれの発作症状に合わせて、危険な場所に行かない、行動をしない、ということが重要です。

てんかんは目に見えない疾患のため、ヘルプマークを持っておく、手帳や財布に対応を書いたものを持っておく、などの対策を行うのも効果的でしょう。
発作が起きたとき、体調が優れないときに周囲の協力が得やすくなります。

おわりに

少しは参考になったでしょうか。

あくまで私の看護師として看てきた経験と、自分自身で気を付けている一例になりますので、全ての方に当てはまるわけではありません。それなので、こんな方法をしている人もいるんだ、と思っていただけると幸いです。

「てんかん」は、コントロールできていれば、怖い病気ではありません。しかし、コントロールが上手くいかない、落ち着いていたが何かのきっかけで発作が出てしまう、なんてことも少なくありません。

発作が一度でも起きてしまうと不安になったり、控えないとならないことが増えたり、周囲から偏見で見られたり、制限や嫌な思いをたくさんすることもあると思います。

しかし、コントロールができることが多い疾患なので、今後も発作が起きないように、内服だけじゃなく、規則正しい生活をして発作の誘発リスクを減らし、コントロールしたいですね。

私も「てんかん」があります。さまざまなことがあると思いますが、気を付けながら一緒にコントロールしていきましょう。そして、この記事を読んで、少しでも自分らしく生きられる人が増えるように願っています。

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