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買い物、金銭管理、育児に困ることも【軽度知的発達症の特徴3選】保育士ママがイラストでわかりやすく解説

【育児マンガ】夢カナエ保育士 介護福祉士

みなさん、こんにちは。発達と育児の支援サポーター『夢 カナエ』です。
わたしは、保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症の子の親でもあります。

『知的発達症』は、以前は知的障害や知的能力障害などと呼ばれていました。

全般的な知能の遅れと、年齢相応の日常生活の困難さによって診断されます。

軽度・中等度・重度・最重度の4段階に分類され、重度になるほど、継続的な支援が必要になります。

今日は、その中でも比較的症状が軽い『軽度知的発達症』について、いつものようにイラストを交えながら、順に紹介していきます。

1.学校の勉強が遅れがち

就学前の児童には、他の子どもと明らかな違いが見られない場合もありますが、小学校に入ると、字を読むこと、字を書くこと、算数、時間、金銭などの学習に困難を感じるようになります。

2.コミュニケーションが苦手

定型発達の同年代の人に比べて、会話や言語能力に未熟な面がみられます。

年齢に応じた方法で、感情や行動を抑えることが難しい場合もあります。

危険性の理解や、社会的な行動判断も苦手なため、他人にだまされやすいという特徴もあります。

3.買い物、金銭管理、育児などに援助が必要

一応の自己管理はできるものの、複雑な日常生活上の課題には支援が必要です。

食料品の買い物、電車バスなどの移動、家事や子育て、栄養の整った食事の準備、銀行取引や金銭管理などは、大人になってからも引き続き支援が必要な場合があります。

まとめ

軽度知的発達症の人は、日常生活でいくらか困る場面があるものの、必要な場面でのピンポイントの支援によって社会生活を送ることができます。

トレーニングにはスモールステップと呼ばれる、毎回、ほんの少しだけハードルが高く、必ず達成できる課題を、繰り返し達成していく方法が有効です。

読字・書字・算数等の概念から、コミュニケーションの方法、具体的な日常生活の課題まで、スモールステップによるトレーニングによって習得していくことができます。

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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