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ASD【自閉スペクトラム症】順番を待てない子が変わった!【保育士ママが漫画でわかりやすく解説】

【育児マンガ】夢カナエ保育士 介護福祉士

↓YouTubeで解説動画を見られます。

こんにちは。発達育児のお悩みサポーター『夢カナエ』です。

わたしは保育士・幼稚園教と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。

今日は前々回、ASD【自閉スペクトラム症】の子の特徴3選で取り上げた『順番を待てない』園児Eさんについて、深掘り解説して行きます。

どうしたら『順番を守れる子』に変わったのか、具体的な対応法をいつものように漫画形式で説明して行きます。

それでは早速、Eさんの園での状態を振り返ってみましょう。

Eさん:どうしてみんな僕のこと怒ったの?滑りたかっただけなのに。

先生:みんなも滑りたいんだよ。Eさんもちゃんと列に並ぼうね。

どうしてEさんが順番抜かしをしてしまったのか、考えてみましょう。

先が見えない不安

発達障害の子は、この先どれだけ待つのか、先の見通しが想像できずに不安になりやすいのです。

そのため、ルールは分かっていても、衝動的に体が動いてしまうことがあります。

見通しを伝える

ルールを伝える時のポイントは、

「滑りたい時は、列に並んでね。」

「並んでいれば、必ずEさんも滑ることができるよ。安心してね!」

など、先の見通しがもてるように伝えることが大事です。

並ぶ意味と必要性

どうして並ばないといけないのか、並ぶことの意味や必要性を教えるのもいいでしょう。

「1番前の子が滑ったら、次は2番目の子が滑るよ。前から一人ずつだよ」

説明の視覚化

2つ目のポイントは、口で伝えるよりも『見える化』することです。

滑り台のルールを、図に描きます。

図を見せながら、上手な滑り方や、危ない滑り方などを説明しましょう。

言葉だけでなく視覚化することで、実際に自分が遊ぶときのことをイメージしやすくなりますよ。

寄り添う

しかしその場では理解したものの、時には気持ちを抑えられず、また順番抜かしをしてしまうかもしれません。

そんな時はEさんの横について、一緒に順番を待ちましょう。

子ども達は一歩一歩成長していきます。

焦らず、根気よく見守っていきましょうね!

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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