ASD【自閉スペクトラム症】順番を待てない子が変わった!【保育士ママが漫画でわかりやすく解説】
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こんにちは。発達育児のお悩みサポーター『夢カナエ』です。
わたしは保育士・幼稚園教と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。
今日は前々回、ASD【自閉スペクトラム症】の子の特徴3選で取り上げた『順番を待てない』園児Eさんについて、深掘り解説して行きます。
どうしたら『順番を守れる子』に変わったのか、具体的な対応法をいつものように漫画形式で説明して行きます。
それでは早速、Eさんの園での状態を振り返ってみましょう。
Eさん:どうしてみんな僕のこと怒ったの?滑りたかっただけなのに。
先生:みんなも滑りたいんだよ。Eさんもちゃんと列に並ぼうね。
どうしてEさんが順番抜かしをしてしまったのか、考えてみましょう。
先が見えない不安
発達障害の子は、この先どれだけ待つのか、先の見通しが想像できずに不安になりやすいのです。
そのため、ルールは分かっていても、衝動的に体が動いてしまうことがあります。
見通しを伝える
ルールを伝える時のポイントは、
「滑りたい時は、列に並んでね。」
「並んでいれば、必ずEさんも滑ることができるよ。安心してね!」
など、先の見通しがもてるように伝えることが大事です。
並ぶ意味と必要性
どうして並ばないといけないのか、並ぶことの意味や必要性を教えるのもいいでしょう。
「1番前の子が滑ったら、次は2番目の子が滑るよ。前から一人ずつだよ」
説明の視覚化
2つ目のポイントは、口で伝えるよりも『見える化』することです。
滑り台のルールを、図に描きます。
図を見せながら、上手な滑り方や、危ない滑り方などを説明しましょう。
言葉だけでなく視覚化することで、実際に自分が遊ぶときのことをイメージしやすくなりますよ。
寄り添う
しかしその場では理解したものの、時には気持ちを抑えられず、また順番抜かしをしてしまうかもしれません。
そんな時はEさんの横について、一緒に順番を待ちましょう。
子ども達は一歩一歩成長していきます。
焦らず、根気よく見守っていきましょうね!