【ADHDの優れた特徴3選】発想の豊さ・行動力・集中力【保育士ママがイラストでわかりやすく解説】
みなさん、こんにちは。発達と育児のお悩みサポーター『夢 カナエ』です。わたしは、保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。
今日は、ADHD(注意欠如多動症)の人の優れた特徴3選をご紹介します。
↑YouTubeで解説動画をご覧いただけます。
ADHDの人には、『多動性・衝動性・不注意』などの特徴があります。
『多動性・衝動性・不注意=生きづらさ』だと思われがちです。
しかし、一見短所だと思われることでも、裏を返せば長所になるることもあります。
それでは、ADHDの人の優れた特徴を順に見ていきましょう。
1 新しいアイデア・企画立案が得意
ADHDの人の『多動性』は、目に見える行動だけではありません。思考もまた『多動』なのです。
ADHDの人の発想は、常識の範囲にとどまることなく、次々と広がるのが特徴です。
「こうしたら楽しいかも!」「こんなふうに改良したら便利だ」等々、斬新なアイデアが絶え間なく浮かびます。
次々と、興味や関心が移りゆく心理的『多動』の特性は、誰も思いつかなかった、新鮮で柔軟なアイデアを生み出します。
多方面に考えが分散しやすく、マイナスのイメージを持たれる『不注意』の特性も、新しい発想を生み出すことに役立っているのです。
2 思い立ったらすぐ行動する
ADHDの人は、新しいアイデアを思いつくだけでなく、即実行する行動力も兼ね備えています。
『思いついたら、じっとしていられない』
何かに突き動かされるように行動します。
そのずば抜けた行動力は、方向性さえ間違っていなければ、優れた結果を生み出すでしょう。
3 集中して深掘り
ADHDの人は、自分の気が向かないことには、全く集中が続きません。
しかしその反対に、自分が気になること、興味を持ったことは『とことん追求』しないと気が済みません。
興味の幅こそ狭いものの、その興味を持った事には時を忘れて没頭します。
このADHDの特性を活かして、それぞれの分野で秀でた能力を発揮する人は少なくありません。
まとめ
ADHDの人の優れた3つの特徴として『発想の豊さ・行動力・集中力』を紹介しました。
しかしながらADHDの人といっても、決してひとくくりにはできません。
これらの特徴が、すべてのADHDの人にあてはまるわけではありません。
人間ですから、一人一人に違いがあります。
ADHDの特徴にも個人差があります。
これ以外の優れた能力を持っている人もたくさんいます。
今日の話を通して伝えたかったことは、ADHDの人の『生きづらさ』は、逆に『その人の強み』にもなるということです。
ADHDの人の持つ能力を最大限に引き出すためには、周りの人の理解と、その人に合った環境の整備が必要だといえるでしょう。
↑ADHDの子とのコミュニケーションの秘訣を紹介しています。