ASD【自閉スペクトラム症】の子が『しゃべり過ぎてしまう理由』【療育の練習を漫画でわかりやすく紹介】
↓YouTubeで解説動画を見られます。
こんにちは!発達と育児のお悩みサポーター『夢かなえ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。
今日は、前回【ASD(自閉スペクトラム症)の特徴3選】で取り上げた、『つい、しゃべり過ぎてしまう』小学生Dさんの事例について、具体的な対応策を考えていきます。
まず、Dさんの学校での状態を振り返ってみましょう。
先生:昨日勉強した「光合成」って覚えているかなー?
生徒:はーい!
Dさん:葉っぱに太陽の光が当たると養分がつくられるんだよね。それを光合成って言うんだよね。私も太陽の光に当たるとすごく元気になる気がするんだけど、どうしてなんだろう?そういえば・・・(勝手に発言し、延々と話し続ける)
先生:Ⅾさんストーップ!授業を進めますよー!
Dさん:わたし、一生懸命に光合成についてしゃべっているのに、どうしてストップって言われたんだろう?
ここまでが、前回のお話です。
しゃべりすぎたり、突然発言するのは仕方ないと割り切るしかないのか…というと、そんなことはありません!
会話のルールを練習する方法があります!
ぜひ紹介したい会話の練習方法があるので、療育の訓練を一緒に見学しに行きましょう!
訓練の邪魔にならないように、ここからそっとのぞいてみましょうね。
この訓練はボールを使います。ボールを持った人が話して、持っていない人は静かに聞くというのがルールです。
先生:わたしは昨日ハンバーグを食べたよ。
先生:次はたけしさんの番だよ、どうぞ。
たけし:わーい!僕は昨日おにぎりを食べたよ。あとは・・・それでね・・・
先生:たけしくん、ストップ。
先生:次は先生の番だよ。代わってね
たけし:はい、どうぞ
先生:どうもありがとう!
なるほど!どちらか一方が、しゃべりすぎないようにしているんだね。先生は順番に会話できるように、ストップと言ったんだね。
この練習を、家族と遊び感覚でやってみるのが、わたしのオススメです!
家庭ならリラックスして練習できるという理由もあります。
また、療育の先生とだけでなく、両親やきょうだいなど、いろんな年代の人との会話の練習もできます。
家で遊びの中で会話の練習を続けることで、徐々に授業中の発言や、友達との会話もスムーズになっていきますよ。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は『順番を待てない園児Eさん』の事例と、その対応策を考えます。
また、お会いしましょう。