勢いに乗るJO1、次のシーンの覇者となるか アメリカ、韓国に続いてアジア4都市&初ドームへ
グローバルボーイズグループ・JO1が全国アリーナツアー『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR ‘BEYOND THE DARK’』の大阪公演を10月19日に大阪城ホールで開催。ツアー本編としてはひと区切りとなった。
本ツアーは、東京、愛知、宮城、広島、福岡、大阪と全国6都市13公演を開催し、宮城と広島には今回が初上陸。各公演での新曲初披露が見どころのひとつとなっていた。
本編ラストとなった大阪公演では、大阪ならではのMCとトークで会場を大いに盛り上げる。全楽曲生バンド編成でのライブならではのアレンジも加わった迫力のサウンドは、より完成度が高まっていた印象だ。
そんななか、ツアー初日に初披露した、JAM(JO1ファンの呼称)のかけ声によって曲が完成するライブにピッタリのパーティーチューン「RadioVision」は、まるで長く親しまれてきた曲のようだった。JAMとJO1メンバーの息が合った心も体も躍る楽曲に仕上がっていることに驚かされた。
「RadioVision」の歌詞には過去にリリースされた楽曲タイトルが散りばめられ、ツアーの公演を経るごとにJAMの声量が増していた。まさにツアーを通して進化しつつ完成した曲であり、いまこの瞬間の彼らの輝きとJAMの熱い思いを閉じ込めた本ツアーの思い出の曲になったことだろう。この先、JO1とJAMを強く結びつけるライブの定番曲となっていくことが期待される。
『Mステ』初出演も話題になるなかアジアへ
本ツアー中には、9月20日の3rdアルバム『EQUINOX』リリースのほか、初のアメリカステージとなる米ロサンゼルスの『KCON LA』出演や、韓国でのMBC MUSIC『SHOW CHAMPION』とMnet『M COUNTDOWN』の音楽番組出演など、まさに東奔西走しながら怒涛の3ヶ月間を駆け抜けた。
ツアー以外でも、10月20日よりイヴ・サンローランと音楽プロデューサー・R3HABとのトリプルコラボとなる新タイアップソング「Eyes On Me(feat.R3HAB)」をデジタルリリース。同日には『ミュージックステーション2時間SP』(テレビ朝日系)に初出演と活躍が続く。
そして、11月1日からはいよいよジャカルタ、バンコク、台北、上海とアジア4都市でのアジアツアー、さらに11月24日、25日には本ツアー追加公演として京セラドーム大阪で自身初のドーム公演を控える。
昨年末の念願だった『NHK紅白歌合戦』への初出場から、運と勢いを自分たちの実力と結びつけて大きな上昇気流を作り出したJO1。過去に例のない地殻変動が起こったシーンのこの1年で、もっとも躍進を遂げたボーイズグループの1組と言えるだろう。
新たなシーンの覇者となるべく前を見据える彼らの次の1年には、さらなる大きな注目が集まりそうだ。
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