NISAで何を買えばいいか/円安再来の中、どのように資産防衛すべきか
シンガポール在住FPの花輪陽子です。YAHOO!JAPANファイナンスにNISAの記事を何本か寄稿しました。
富裕層の方からも、「NISAもやったほうがいいですか?」というご質問をよくいただきます。
日本在住の方であれば、個別株の購入の際にNISAを活用したらよいと思います。来年からの新NISAでは年間投資上限額が最大360万円に拡大されます。売却益も配当金も非課税で受け取ることができるのはメリットです。YAHOO!JAPANファイナンスの記事では新NISAの概要を解説しているので興味がある方はご覧ください。
個別株の選択が難しいという方も多いかもしれません。そんな方は投資信託を活用すればよいでしょう。新NISAの注意点としては、つみたて投資枠では対象商品が248本(23年9月1日現在)、成長投資枠での対象商品は1,260本(23年7月10日現在)と投資対象が限られることです。インデックス型の投資信託などは多く対象に含まれています。
現段階での成長投資枠のリストを見ると国内の証券取引所に上場しているETFや投資信託がメインの対象となっている印象でした。外国の証券取引所に上場しているETF等はあまり見られなかったです。ヘッジファンドや外国の投資信託などはもちろん選ぶことはできません。
税制のメリットは大きいものの、そもそも利益が出ないと何のメリットにもならない制度です。まずは、NISAという枠から選ぶ前に投資対象を選び、NISAに入っているのであれば活用するという順番で考えるとよいでしょう。
おすすめの金融本を紹介
私が新卒で入社した日興シティグループ証券の同期が出版をしました。ゴールドマン・サックスで16年間闘い続けた中でお金と社会のつながりや資本主義について考える上でとてもよい本なのでおすすめしたいです。また、ESGの専門家なので、今更聞けないことまで分かりやすく解説してくれていて助かりました。
清水大吾著『資本主義の中心で、資本主義を変える』(NEWS PICKS PUBLISHING)
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