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創業38年を迎えた今もなお進化を続ける。8年ぶりのリニューアルを遂げた、世界に広がる極みの一杯。

ラーログ/福岡グルメレポートインスタグラマー/グルメライター

世界中へ轟く名店

もはや言わずと知れた「一風堂」。2023年10月に8年ぶりのメニューをリニューアルし、そして現在は新横浜ラーメン博物館の「あの銘店をもう一度」にも出店中。(※2024年2月9日~5月12日)
そんな一風堂のリニューアルした味わいをいただきに、博多駅から南に位置する山王公園近くの山王店へお伺いしました。
こちらのお店、木目調の風格ある店構えの奥に建物があり、駐車場も完備しているという一風堂でも珍しい造り。それは、この山王店はスープを製造する工場併設のお店でもあるんですね。

店内は広々とした和風の佇まいです。風格もあり、クラシカルな雰囲気もさすがです。このカウンター席も重厚感がありますね。

テーブル席もたくさん。上質な木材のデザインは落ち着けますね。梁もそのままに、和のテイストをオシャレに演出した見事な店内です。

辛もやし

一風堂といえばこの「辛もやし」。白い四角い器も定番ですね。ラーメンに入れるとか、何かに和えるわけではなく、辛もやしだけをまずいただく。これが一風堂の楽しみでもあります。これを作るソースも販売されていますものね。

極 赤丸新味

今回リニューアルしたメニューは、原点の「白丸元味」、革新の「赤丸新味」、刺激の「からか麺」です。白丸・赤丸に関しては、創業30周年の2015年にリニューアルしてから8年ぶりだそう。この二つのメニューは一風堂の歴史を歩んできたもの。やはりここは赤丸新味で。

極というメニューは、ネギやキクラゲのノーマルなトッピングに半熟煮卵に海苔、厚切りバラチャーシューも2枚に増量された豪華な仕上がり。濃厚な雰囲気が漂う豚骨スープに、この特製の辛味噌が赤丸の魅力。

濃厚で重厚感がある豚骨スープをベースに、醤油ダレの深みある味わい。そしてガーリックを効かせた香油に、ピリリと刺激的な辛味噌を加えた革新の一杯。白丸とは表裏一体のような赤丸。この深みある味わいこそ、博多ラーメンの歴史を歩んできた一杯。

細めのストレート麺は、パツンとした芯のある食感で、小麦の風味も良く味わい良い仕上がり。この赤丸のスープを見事に引き込み美味い。

そして新たな仕上がりの厚切りバラチャーシュー。肉質の良さを感じつつ、脂感も程よく柔らかい。味わいも良く、この濃厚スープに見事にマッチしています。

卓上にはシンプルにゴマとコショウ。ゴマはパラパラっとふりかけて風味を楽しむのも良し。コショウはこの赤丸には不要かもしれませんね。話は変わりますが、テーブルから見渡すカウンターの風景も良きものです。

博多を代表するラーメンであることは当然ながら、世界各国でも一風堂といえばブランドとなっている名店。リニューアルした味わいも、やはり間違いないものでした。創業38年を迎えた今もなお進化を続ける味わいは、世界に広がる極みの一杯。数多くある店舗の中でも、この山王店は純和風の居心地よいお店です。

一風堂 山王店

住所:福岡県福岡市博多区山王2丁目2−7
営業時間:11時00分~22時00分
定休日:無休
駐車場:有
公式HP:stores.ippudo.com

インスタグラマー/グルメライター

福岡のラーメンインスタグラマー&グルメブロガー。年間400杯以上のラーメンを食すラーメンマニア。福岡の美味しいラーメンを全国に広めたいという思いと、あなたの行きたいお店を見つけるお手伝い。ラーメン以外も、食の宝庫と呼ばれる福岡グルメもご紹介。美味しいメニューをお届けします。ぜひあなたのお店選びのご参考に。instagramもラーログで検索してみてね!

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