【歴史手帳】文庫サイズに圧倒的な情報量。歴史好きなら歴史手帳を是非!
歴史手帳をご存じですか?
歴史手帳は、吉川弘文館が発行している歴史をテーマとした手帳です。
サイズは文庫サイズ。価格は1320円(税込み)。
ポケットサイズの小さなこの手帳の中に、歴史の驚くべき圧縮された情報が凝縮されて保存されているのです。歴史好きのみならず、長い歴史を持つ日本に住む人ならば、為になる情報がたくさん収められています。
予定記入欄はオーソドックス
まず手帳の要たる予定記入欄を見てみましょう。
ここはオーソドックスです。月間ブロックと週間レフト式になっています。
歴史手帳らしさは細部にあります。例えば月間ページには月の和名が併記されています。また、週間レフト式の右のメモページにはその週の各地の寺社でのお祭りなどが紹介されています。たとえば、1月3日は、「玉取祭(玉せせり)福岡県東区、筥崎宮」といったようにです。
圧巻の「歴史百科」ページ
この歴史手帳の主役とも言うべきなのが、この手帳の実に半分(それ以上)を占める歴史百科のページです。ざっと175ページの中に、日本と世界の歴史の情報がこれでもかと詰まっているのです。
最初のコンテンツは世界史・日本史重要年表です。こんな感じです。
これを見るとアメリカの南北戦争と、日本の桜田門外の変がほぼ同時代であることが解るわけです。ちょっとした発見をした気分になりますよね。
47ページからは歴代天皇の名前があります。それは神武天皇からはじまり、現在の今上天皇までが掲載されています。
さらに鎌倉、室町、江戸の各幕府の歴代の将軍の名前もきっちり掲載されています。
応仁の乱、幕末の大名の配置地図も
そして68ページ、70ペ-ジには、応仁の乱、幕末それぞれの大名の配置図が見開き2ページにわたって掲載されています。
両方に共通する大名の1つが島津でした。こういうおもしろい発見もありますね。
歴史好きならずとも思わず読みふけってしまう魅力
とまあこのように、歴史手帳は、歴史好きならずとも、ちょっと読むだけで興味が惹かれる事柄がたくさん書いてあります。ひとつひとつの記述は短いですが、もっと知りたいと思わせるには十分です。あとは、自分で調べるなりすればいいわけです。
折に触れて読んでみたい「歴史百科」がたった1320円(税込み)で手に入る。
それだけでもこの歴史手帳の価値はあると言えるでしょう。