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白Tシャツの黄ばみが蘇る!夏の汗ジミの落とし方を洗濯研究家が解説

平島利恵洗濯研究家
黄ばみで着られなくなってしまった服はありませんか?

洗濯研究家の平島 利恵です。夏は白シャツが活躍しますよね!でも、ライオンの調査によると、購入してから廃棄するまでの期間が一番短い衣類も、白シャツなんだそうです。(出典:ライオン株式会社「衣類のロングライフ化」に関する調査より)

シミや黄ばみが目立ちやすい白Tシャツの洗濯にはコツがあります。手間をかけずに黄ばみを予防して、この夏のおしゃれを楽しみませんか?

黄ばみの原因は「洗い残した汚れ」

黄ばみは、衣類に残った汚れが空気に触れ、時間の経過により酸化することが原因で起こります。黄ばみを防ぐためには、洗濯でしっかり汚れを落とし切ることが大切です。

汗の汚れは「落とせているか分からない」

汗や皮脂の汚れは目に見えません。そのため、洗濯が終わった後に落ちているか確認しづらい汚れなんです。

最近は、すすぎ1回で時短洗濯をする方も増えており、洗濯機にかけたからといって、汚れを落とし切れていないケースも多くあるんです。

夏の洗濯はよりしっかりと

夏の服が黄ばみやすいのは、汗をたくさんかき、服が汚れているのも原因です。夏服は他の季節より洋服が汚れているので、より清潔に洗うことが大切です。

夏の洗濯のコツは「干しすぎ」が変色・ゴワつきの原因に。夏場の洗濯でやってはいけないこと3選もご覧ください。

既に黄ばんでいる服を蘇らせる洗濯法

衣類に染み込んだ汗・皮脂汚れはお湯を使ったつけ置き洗いでリセットしましょう!黄ばみだけでなく、全体的なくすみ(蓄積汚れ)やニオイもスッキリ落とせます。

用意するもの

  • アルカリ性粉洗剤
  • ゴム手袋
  • バケツ

皮脂汚れは酸性の汚れです。相反するアルカリ性の粉洗剤を使うと、化学的に中和反応が起き、汚れが落ちやすくなります。液体洗剤より粉洗剤のほうが洗浄力が高いという特長があります。

つけ置き洗いの手順

  1. 40度のお湯に、アルカリ性粉洗剤をよく溶かす
  2. 衣類をしっかり浸け、1~2時間ほどつけ置き
  3. 洗浄液ごと洗濯機に入れ、洗濯機洗い

温水洗いで洗浄力UP!

洗濯機で洗う時、温水を使うとよりスッキリ洗い上がります。温水洗い機能がない洗濯機でも、お風呂のお湯取りホースを使えば、温水洗いができます。

実際に黄ばんだシャツを洗ってみると、こんなにスッキリしました!

夏の黄ばみを予防する3つのコツ

夏の汚れを蓄積させないためには、こまめに、少ない衣類で洗濯するのがおすすめです。黄ばみを予防する洗濯は、臭いも予防できます!夏の臭いにお悩みの方は、スメハラを予防する洗濯の5ステップもご覧ください。

1.アルカリ性粉末洗剤を使う

夏の服には、皮脂や汗などの汚れが大量に付着します。汚れやすいものは、洗浄力の高いアルカリ性粉末洗剤で洗うのがおすすめです。

2.汚れたものはすぐに洗う

汚れはついてから時間が経過するほど酸化し、落ちにくい汚れ・臭いになっていきます。汗をたっぷり吸った服は、なるべく早く洗い、すぐに洗えないときは干して乾かしながら保管しましょう。

3.すすぎ2回以上でよくすすぐ

すすぎは、汚れ・臭い残りを左右します。必ずすすぎ2回以上でよくすすぎ、衣類に残る汗汚れをしっかり洗い流しましょう!

漂白剤の使用に注意

白シャツが汚れたからと、塩素系漂白剤でつけ置きするのは注意が必要です。

日焼け止めを使っている場合、紫外線吸収剤に反応し、ピンクに変色してしまうことがあります。

詳しくは、白シャツがピンクに変色する原因は日焼け止め!シミや汗臭に漂白剤を使う際、注意すべき3つのことをご覧ください。

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洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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