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長時間の「干しすぎ」が変色・ゴワつきの原因に。夏場の洗濯でやってはいけないこと3選

平島利恵洗濯研究家

洗濯研究家の平島 利恵です。気温が上がり、洗濯物がよく乾く気持ちいいシーズンになりました!でも夏の洗濯には、夏特有のやってはいけないことがあるんです。

1.朝から夕方まで天日干し

気温が上がる夏に気を付けてほしいのが、干しすぎです。夏場に長時間天日干しすると、紫外線の影響で繊維が傷み劣化したり、乾燥のしすぎでゴワゴワの肌触りになってしまいます。
天気がいい日は3~4時間で乾くので、なるべく早く取り込みましょう。

洋服の色褪せも紫外線の影響

黒や濃色の服が、気づくと色褪せてしまうことはありませんか?これも紫外線の影響です。色褪せを防ぐため、黒・濃色の服を直射日光の下に干すのは控えましょう。
洗濯物も日焼けする!汗×紫外線は変色リスク大!色褪せを防ぐために気を付けたい2つのこと」も併せてご覧ください。

取り込めないときは陰干が◎

仕事やお出かけですぐに取り込めない方は、直射日光ではなく、陰干しがおすすめです。天日干しと比べ、紫外線の影響を減らすことができます。

2.濡れた洗濯物の放置

気温が高い夏は、濡れた洗濯物に黒カビ・雑菌が繁殖しやすくなります。夏場は洗濯後、すぐに洗濯物を洗濯槽から出しましょう。

干し忘れて1時間以上放置してしまった洗濯物には雑菌が繁殖してしまうため、洗い直しが必要です。

洗濯槽の掃除も忘れずに!

6〜9月は特にカビが繁殖しやすい時期です。洗濯槽裏に黒カビが繁殖するため、月に1度は洗濯槽を掃除しましょう!洋服の臭いが気になる場合も、洗濯槽掃除がおすすめです!
洗濯機がキレイな人がやっている!お手入れルーティーン」も併せてご覧ください。

3.時短洗濯

冬と比べ夏服には、汗・皮脂などの汚れが大量に付着しています。濡れると戻るゾンビ臭・汗臭黄ばみを予防するため、より清潔に洗濯しましょう。

衣類量の目安は5~8割まで

衣類を減らし、染み込んだ汗の汚れをしっかり洗いましょう。
縦型洗濯機の場合は洗濯槽の8割まで、ドラム式の場合は5~7割が洗濯物の最大量です。

すすぎは2回以上

臭い予防には、すすぎの回数がキーになります。必ず2回以上すすぎ、衣類に残る汚れ・雑菌を減らしましょう。大量の汗をかいた時は注水すすぎも活用すると◎

スメハラを予防する洗濯の5ステップ」も併せてご覧ください。

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洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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