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あっさりと出汁感が漂う優しい豚骨スープに、輪切りの大根トッピングが珍しい、〆におススメな一杯。

ラーログ/福岡グルメレポートインスタグラマー/グルメライター

大名の隠れ家

赤坂駅より大正通りを進んで、雁林町通りに入った路地裏に佇みお店。なかなか見つけきれない場所がまた隠れ家のようで、「土竜が俺を呼んでいる」というネーミングもセンスに溢れインパクト大。この飲食街でもある大名エリアで、ラーメン&焼酎バーという、珍しい焼酎にオリジナルなラーメンがいただける、知る人ぞ知る名店のひとつ。

店構えからレトロ感が漂い、店内は土足厳禁。1軒家のような造りのお店は昭和の古き良き時代にタイムスリップしたかのよう。この昭和レトロな雰囲気がオシャレで、女性人気も高い。このちゃぶ台の席なんかは落ち着けます。お酒を楽しんだり、〆のラーメンをいただいたりと、深夜までお客さんが多いお店です。

一品メニューもオリジナリティあふれる美味しいメニューがたくさんなので、まずはコロナビールを嗜みながら、いろんなメニューをいただいてみました。

〈AKIRAもやし〉という、ピリ辛そぼろがのせられたメニュー。このネーミングも面白いが、そぼろを混ぜると、もやしのシャキシャキ感とピリ辛の刺激がクセになる。

〈とんこつ風味のトロフワ玉子〉は、とんこつの出汁と溶き卵が柔らかく仕上げられています。とろりとした卵の食感と、さっぱりとしたとんこつ風味の相性が抜群。ほどよい塩味の味付けもまた美味しい。

〈とんこつ肉豆腐〉は、その名前の通り、とんこつ出汁の肉豆腐。とんこつとそぼろの相性がバッチリで味わいも良く、豆腐もさっぱりといただけます。

これは期間限定メニューの〈豚の鉄板焼き〉。野菜もたっぷりで、なんとか亭を彷彿したりもしますが、熱々の鉄板でタレが美味しく酒のアテには最高です。

レアな焼酎も数多く取り揃えています。オンザロックでいただきながら、〈ダシしょうゆに漬けこんだチーズ〉もあわせていだだくのも美味しい。

もぐ俺ラーメン

もぐ俺のスタンダードラーメンがこれ。余分な脂は加えず、老若男女に食べやすい、あっさりと豚骨の出汁感を感じる優しいラーメン。飲んだ〆にもサラッといただくには最適な一杯。他にもガッツリいきたい〈肉ラーメン〉や、さっぱり塩ダレの〈梅塩とんこつ〉もあります。

あっさりとしたスープもさることながら、このトッピングがオシャレ。青ネギと白髪ネギに特製そぼろ、そして珍しいのが、和ダシで煮込んだ大根が輪切りでトッピングされています。この大根が味が染みていて柔らかく、優しい和出汁の味わいが美味しい。

細めの麺も、スープやトッピングと絡めながらスルスルっといただけます。また特製そぼろも味わい良く絡み、スープから麺、そしてトッピングまで、トータルでさっぱりいただけるのが〈もぐ俺ラーメン〉のオリジナルな味わいです。

鹿児島の芋焼酎の〈不二才(ぶにせ)〉。不二才とは鹿児島弁で不男、不細工という意味ですが、別の意味では見た目は悪いが心が実直で皆から慕われている人という意味合いもあり、不細工だけど皆から慕われるそんな芋焼酎です。

こちらは沖縄の有名な泡盛、〈残波〉です。九州をはじめ、有名どころからレアなものまで、様々な焼酎が取り揃えているのも「もぐ俺」の魅力です。

昭和レトロな雰囲気のインテリアや雑貨も至る所に散りばめられた、大名の古き良き時代を思わせる、まさに隠れ家のようなお店。そこでいただくレアな焼酎やオリジナリティあふれるメニュー。そして優しくあっさりといただける〆のラーメン。この雰囲気と味わいを求めて、大名の路地を探索するのも良いですよ。

土竜が俺を呼んでいる

住所:福岡県福岡市中央区大名1丁目9−18

営業時間:月~土 19時00分~2時00分

     日曜日 19時00分~0時00分

定休日:不定休

アクセス:赤坂駅より徒歩5分

駐車場:近隣有料

インスタグラマー/グルメライター

福岡のラーメンインスタグラマー&グルメブロガー/KBCテレビ「高校生のじかん」出演中/一日一麺をモットーに年間400杯以上のラーメンを食すラーメンマニア/日々孤独に麺活を続ける〈博多のススリスト〉/【 name:Hiroyuki Kikai】/ 福岡の美味しいラーメンを全国に広めたいという思いと、あなたの行きたいお店を見つけるお手伝い。ラーメン以外も、食の宝庫と呼ばれる福岡グルメもご紹介。美味しいメニューをお届けします。ぜひあなたのお店選びのご参考に。instagramもラーログで検索してみてね!

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