10/20(金)三重県初開催|みんなでわらおう!「やさしい日本語落語」気軽に楽しむ落語体験
今月三重県文化会館で行われる、少し変わった落語の体験ができる「やさしい日本語落語」をご紹介します。外国人も日本人も楽しめる、短くわかりやすい日本語を使った落語のイベントです。時間は1時間で、落語だけでなくクイズや落語の説明もあり、国籍や老若男女問わず気軽に楽しめる内容です。
開催概要
日時 10月20日(金)19時~20時
会場 三重県文化会館 小ホール
〒514-0061 津市一身田上津部田1234
入場料 自由席 500円 ※事前申込制・当日精算
申し込みフォームのご案内は、この記事の一番下にあります。
プロフィール
桂かい枝(かつらかいし)
文化庁芸術祭新人賞を始め、受賞歴多数。上方落語の話し手であり、古典落語や新作落語に加え、1997年より始めた英語落語の活動では、第一人者と称される。これまでに300回以上の海外公演を成功させる。2015年より、やさしい日本語落語の普及のため、笑の力で日本人と日本に来る外国の方との架け橋になりたいと活動している。
「やさしい日本語落語」担当の方に、落語の魅力やイベントについてお伺いしました。
ーーどんな人に来てほしいですか?
日本語を勉強中の外国の方や国際交流に関心のある日本の方、落語を聞いたことがない方にも是非来ていただきたいです。特に、日本語を勉強中の方には、わかりやすい日本語で日本の伝統芸能を楽しみながら学べるとても良い機会になると思います。落語の説明や落語クイズなどもあるので、小学生以上の方ならどなたでも楽しんでいただける内容になっています。
ーーなぜ、このイベントを開催することになったのですか?
愛知県芸術劇場からお声がけいただき、東海地域の劇場が連携して行うプロジェクト「JAPAN LIVE YELL project in CHUBU」に当会館も参加し、開催することになりました。2023年は、愛知県で9箇所、三重県内の2箇所(津・四日市)で実施予定です。「やさしい日本語落語」のイベントは日本各地で行われていますが、三重県では本イベントが初開催となります。
ーー落語の魅力とはなんですか?
落語は、古語ではなく現代の言葉を使います。予備知識がなくても、誰でも笑えて気軽に楽しめるのが魅力です。使う小道具は、扇子と手ぬぐいのみ。話し手は、それらを使い、1人で複数の役を演じます。仕草と小道具で魅せる話し手の技に、こちらの想像力が掻き立てられるのが面白いです。
ーー「やさしい日本語落語」と一般の落語との違いは何ですか?
通常、一般的な落語では、解釈を観客の想像力に委ねるため、話し手は状況説明をしません。しかし「やさしい日本語落語」では、外国人にもわかるように状況を説明します。外国人にとって理解が難しいであろう熟語などは使わず、はっきりと短い言葉を用いるのが大きな違いです。例えば「鑑賞します」は、「見ます」に言い換えます。和語にして簡単にしています。
ーー「やさしい日本語落語」動画を拝見したのですが、熟語なしでも、日本語がすごくわかりやすくて楽しめました。
わかりやすいですよね。過去の公演の様子を短い動画で見ることができますので、どんな様子かご興味ある方はぜひ見てみてください。※動画は、この記事の下部にあります。
ーー最後に、担当の方から一言お願いします。
すでに、スウェーデン・トルコ・タイ・中国・台湾など、さまざまな国の方からイベント参加のお申し込みをいただいています。三重県文化会館の小ホールは、話し手と観客との距離が近く、臨場感のあるステージが楽しめます。空席があれば、当日参加も可能です。周りに外国の方がいらっしゃれば、ぜひ誘って一緒に落語を楽しんでいただきたいです。小学生以上のお子様にも、初の落語体験としておすすめです。
イベントチラシ
過去のイベントの様子
申し込み方法
申し込みフォームは、こちらのページの中央部にあります。
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/46716
※10/19(木)までにお申し込みください
※空席があれば、当日参加も可能です
問い合わせ
三重県文化会館 チケットカウンター
TEL
059-233-1122
(10時~17時/月曜または月祝翌平日休館)
HP
https://www.center-mie.or.jp/bunka