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7月21日(日)|毎夏好評のミュージアムセミナー、今年は”そうぶん”の青いオブジェにまつわる特別編!

原井けいこライター・デザイナー(津市・松阪市)
撮影:原井けいこ

三重県総合文化センターを訪れたことがある方なら、誰もがこの鮮やかな青いオブジェを目にしたことがあるのではないでしょうか。このオブジェ・通称「ナナ」は、フランス生まれの女性芸術家ニキ・ド・サンファルの作品。
7月21日(日)に行われるミュージアムセミナーでは、ニキ作品の日本人女性コレクターが日本にニキ美術館を設立する夢を実現するまでのヒストリーを特集します。タイトルは「ニキとヨーコ 下町の女将からニキ美術館を建てるまで」。セミナー当日、司会進行を努める宇田恭子さん(今夏開催の「ニキ・ド・サンファル展」担当)にこのセミナーの魅力についてお伺いしたので、併せてお楽しみください。

セミナー基本情報

セミナー概要

そうぶんの広場で30年間私たちを見守ってきた青いオブジェ「ナナ」。
この作品を創ったのはフランス生まれの女性芸術家ニキ・ド・サンファル。そのニキの作品に出合い、美術館を設立する夢を実現した日本人女性がいた。それは下町の女将であったヨーコこと増田静江。ニキとヨーコの人生について元ニキ美術館館長の黒岩有希さんにおはなししていただきます。

開催日時

2024年7月21日(日曜日)

13時30分〜15時00分

開催場所

三重県総合文化センター 小ホール

〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234

主催者

三重県生涯学習センター

電話番号

059-233-1151

※事前申し込み制・先着順

申し込み方法

下記ページの「お申し込みフォーム」よりお申し込みください。

https://www.center-mie.or.jp/manabi/event/sponsor/detail/49217

「セミナーチラシ」画像提供:三重県生涯学習センター
「セミナーチラシ」画像提供:三重県生涯学習センター

司会の宇田さんから一言

ニキとヨーコ、どちらの女性の人生も一言で言うと「波瀾万丈」。ヨーコは、戦後の暗い東京を生き抜いた幼少時代・駆け落ち・家業の危機を経て、ニキの作品とニキという女性の生き方に魅了されたことで更に人生が変わっていきました。日本に世界唯一のニキ美術館を作ると決意したのは、なんとヨーコが50歳の時。そこから紆余曲折を乗り越え、あきらめない姿勢を貫いたからこそ実現したニキ美術館。そこには「多くの女性たちがニキの作品を見て元気になれる場所をつくろう」という思いがありました。今は亡きヨーコと共に走り続けた元美術館館長である黒岩有希さんから、美術館の誕生ヒストリーをぜひ聞きにいらしてください。」

※栃木県の那須町にあったニキ美術館は2011年に閉館しています。

性別や年齢にとらわれず大きな夢に挑戦し、実現したニキ美術館の誕生ヒストリーに、きっと多くの人が元気をもらえると思います。セミナーへの応募は残りわずかになってきているそうですので、気になる方はお早めにお申し込みください。

【関連情報】
本セミナーは、今夏開催の「ニキ・ド・サンファル展」の関連イベントになります。

三重県総合文化センター開館30周年記念事業
「ニキ・ド・サンファル展」
2024年8月31(土)〜9月23(月・祝)

子供向けのイベントなど各種の企画が予定されています。詳細は下記のページをご覧ください。

https://www.center-mie.or.jp/30th_anniv/category/9

画像提供:三重県総合文化センター
画像提供:三重県総合文化センター

ライター・デザイナー(津市・松阪市)

Uターン移住2年目。津と松阪のいいところ、紹介していきます。

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