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350本塁打に到達は史上100人目。101人目は誰になる!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
ポール・ゴールドシュミット(セントルイス・カーディナルス)Jun 9, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月22日、ポール・ゴールドシュミット(セントルイス・カーディナルス)は、シーズン10本目のホームランを打ち、通算本塁打を350本とした。アリゾナ・ダイヤモンドバックスで209本塁打と、カーディナルスで141本塁打だ。

 350本塁打に到達したのは、ゴールドシュミットが100人目。ニグロリーグのスタッツが公式記録となってからも、この人数は変わっていない。その前の99人目は、ジョーイ・ボトー(当時シンシナティ・レッズ/現トロント・ブルージェイズ)だ。昨年7月18日に、350本目のホームランを打った。

 300本塁打以上の現役選手――メジャーリーグの球団に在籍している選手――は、以下のとおり。

筆者作成
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 ゴールドシュミットに続く、101人目の350本塁打に最も近いのは、332本塁打のフレディ・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)だ。ここから、レギュラーシーズンが終わるまでに18本のホームランを打つと、シーズン全体の本数は29本、通算は350本となる。

 昨シーズン、フリーマンは、29本塁打を記録した。ドジャースが79試合を終えた時点では、14本塁打だった。今シーズン、ドジャースは79試合を終えている。350本目のホームランは、来シーズン早々かもしれない。

 ノーラン・アレナード(カーディナルス)は、フリーマンと1本差の331本塁打だが、今シーズン中に350本目のホームランを打つのは、フリーマン以上に難しそうだ。

 フリーマンより早く350本塁打に到達する選手がいるとすれば、その筆頭候補は、324本塁打のブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)だろう。ただ、こちらも、今シーズン中の到達は、ハードルが高い。

 ハーパーのシーズン本塁打は、2015年の42本が最も多く、2019年と2021年の35本がそれに次ぐ。今シーズンは、ここまで18本塁打。あと26本のホームランを打ち、シーズン44本塁打――自己最多プラス2本――とすると、通算本塁打は350本となる。

 なお、309本塁打のアンドルー・マッカッチェン(ピッツバーグ・パイレーツ)は、6月22日の三塁打により、2000安打、400二塁打、50三塁打、300本塁打、200盗塁をすべて達成した12人目の選手となった。このマイルストーンについては、こちらで書いた。

「2000安打、400二塁打、50三塁打、300本塁打、200盗塁をすべて達成にリーチ。残るあと1は…」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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