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2ヵ月に2度の「1試合3本塁打」はジャッジが何人目!? 先月23日に続き、今月22日も3本

宇根夏樹ベースボール・ライター
アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)Sep 22, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、ここ2ヵ月とも「1試合3本塁打」を記録している。8月23日と9月22日の試合がそうだ。

 2ヵ月のスパンに「1試合3本塁打」が2度以上――2ヵ月連続あるいは1ヵ月に2度以上――は、見落としがなければ、ジャッジが16人目。いずれも、「1試合4本塁打」は含んでいない。彼らのうち、カルロス・デルガドは、2003年9月25日の試合で4本のホームランを打った。

筆者作成
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 サミー・ソーサは、2001年8月~9月に「1試合3本塁打」を3度記録した。8月に2度、9月に1度だ。2ヵ月のスパンのみならず、1シーズンに3度以上も、この年のソーサしかいない。

 2度の「1試合3本塁打」のスパンが最も短いのは、1982年のダグ・デシンセイだ。8月3日~8日の6日間に、出場5試合で2度。このスパンは、8月5日にもホームランを1本打っているので、5試合で7本だ。また、8月1日~2日の2試合も1本ずつ。こちらを含めると、7試合で9本となる。

 ちなみに、デシンセイは、1988年にヤクルト・スワローズで84試合に出場し、19本塁打を記録した。マルチ本塁打は、6月18日の1試合。4回裏と9回裏に1本ずつ打った。その2本目は、6月15日に続く2試合連続の逆転サヨナラ本塁打――16日と17日は試合がなかった――となった。

 なお、ヤンキースの9月23日の試合は、悪天候によって順延され、オフの予定だった25日に行われる。従って、ジャッジのシーズン35本塁打とヤンキースの残り8試合は、「1試合3本塁打」の試合が終わった時点から変わっていない。

 それについては、先日、こちらで書いた。

「ジャッジが3打席続けてホームランを打つ。大谷とは9本差、残りは8試合。逆転の可能性は!?」

 一方、大谷に次ぐ、ア・リーグ本塁打2位のルイス・ロバートJr.(シカゴ・ホワイトソックス)は、9月23日にシーズン38本目のホームランを打ち、大谷との差を6本とした。ホワイトソックスは、残り7試合だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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