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ゲレーロJr.も「連続打点」の球団記録を樹立する。こちらは6試合続けて2打点以上

宇根夏樹ベースボール・ライター
ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)Jun 29,2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月29日、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)は、ホームラン、二塁打、シングル・ヒットを1本ずつ打ち、それぞれ、2打点、3打点、1打点を挙げた。

 ここ6試合とも、ゲレーロJr.は、2打点以上を記録している。各試合の打点は、2、3、4、2、2、6だ。

 ブルージェイズのゲーム・ノーツによると、6試合連続2打点以上は、球団記録を塗り替えた。前日の時点で、エリック・ヒンスキー(2005年4月8日~12日)とフランク・カタラナート(2005年9月28日~10月2日)に並んでいたという。

 また、ゲーム・ノーツは、メジャーリーグで5試合以上続けて2打点以上は、2021年7月25日~29日に5試合連続のジョーイ・ボトー(当時シンシナティ・レッズ/現ブルージェイズ)以来、と謳っている。

 例えば、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、今月の16日~26日に10試合続けて打点を挙げ、ドジャースの球団記録を更新したが、このストリーク中に、3試合以上続けて2打点以上はなかった。

 この夏、ゲレーロJr.は、トレードで移籍する可能性もある。ブルージェイズは、ここ4試合で3勝を挙げているものの、その前に7連敗を喫し、借金6(38勝44敗)を抱えている。地区首位とワイルドカードの3番手との差は、どちらも6ゲーム以上だ。ゲレーロJr.は、来シーズンが終わると、FAになる。

 今シーズン、ゲレーロJr.のホームランは、ここまで13本。その本数は、大谷の2分の1――大谷は6月29日に26本目のホームランを打った。こちらの試合はまだ終わっていない――だが、継続中の3試合連続を含め、ここ8試合のホームランは6本を数える。また、シーズン全体で、打率.296と出塁率.372、OPS.842を記録している。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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