ウクライナ危機で穀物高騰~ウクライナ港湾停止、春作付困難なら影響越年か、世界の小麦・トウモロコシ不足
ロシア侵攻によるウクライナ危機で小麦の国際価格が高騰している。ウクライナは2月28日、ロシアの侵攻が終了するまで全ての港を閉鎖すると発表した。いくつかの港湾施設に被害が出たという報告もある(Reuter)。ウクライナの穀物等の食料の輸出の多くは、黒海を経由していたため事実上の食料輸出停止を意味する。
世界有数の小麦輸出国であるロシアとウクライナは、世界の小麦輸出の約25~30%を占める(USDA2021)。注意が必要なのはこの両国で春の穀物作付けが目前に迫っているということだ。特にウクライナではトウモロコシ、ロシアでは春小麦の作付けの時期が来る。
ウクライナと穀物
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