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苦境に陥る世界の食料輸入国、国連FAO・26カ国のロシア・ウクライナへの小麦輸入依存率が半分超と報告

松平尚也農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。
(写真:イメージマート)

 ロシアによるウクライナ侵攻で両国の食料輸出が滞っているため世界の食料輸入国が苦境に陥っている。3月にFAO(国連食料農業機関)が発表した「ウクライナ及びロシア連邦の世界の農産物市場における位置づけと現下の紛争に伴うリスク(FAOインフォメーションノート)(FAO2022)」によると、2021年の小麦輸入のロシア・ウクライナへの依存率が半分を超える国々が26カ国に上っていることが報告されている。

 依存率が半分を超える国々を割合が高い順番に紹介すると以下のようになる。

  ロシア・ウクライナへの小麦輸入依存率が5割を超える国々

 図 世界のロシア・ウクライナへ小麦の食料依存率(FAO2022、10頁)

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農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学兼任講師。京都大学農学研究科に在籍し国内外の農業や食料について研究。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行ってきた。ヤフーニュースでは、農業経験から農や食について語る。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析する。有料記事「農家ジャーナリストが耕す「持続可能な食と農」の未来」配信中。メディア出演歴「正義のミカタ」「めざましテレビ」等。記事等に関する連絡先:kurodaira1974@gmail.com(お急ぎの方は連絡先をご教示くだされば返信します)。

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