温泉ライターの泉よしかです。

2024年3月6日、東京都稲城市・神奈川県川崎市に新規オープンするHANA·BIYORI内「よみうりランド眺望温泉　花景の湯（かけいのゆ）」は、天然温泉を使った絶景露天風呂、オートロウリュサウナ、有料岩盤浴を備えたラグジュアリーな日帰り温泉施設。

今回はこちらの岩盤浴「火窯房（ひがまぼう）」に注目してみたいと思います。また最後には、館内レストラン「美食ノ極」も紹介します。

HANA·BIYORI内「よみうりランド眺望温泉　花景の湯」ってどんなところ？

「花景の湯」はよみうりランドに隣接する、新感覚フラワーパーク「HANA·BIYORI」内に、新たにオープンする温泉です。

ロビー階に受付と売店、1階に有料岩盤浴エリア「火釜房」、レストラン「美食ノ極」、2階に大浴場、露天風呂などを備えています。

サウナもあるのに、あえて有料岩盤浴を体験する価値があるのか？

入館料に、館内着、タオルレンタルが含まれていて、追加料金なく大浴場と、大浴場内にあるサウナやととのいスペースは利用できますが、岩盤浴は追加料金が必要です。

もちろん岩盤浴が好きな人、岩盤浴を目的に来た人は体験するでしょう。しかしサウナ―の皆さんの中には、大浴場のサウナで十分だと思う人もいるかもしれません。でもそれはもったいない！サウナが好きな人にこそ、ぜひ火窯房を体験してほしいです。

何故サウナ―に岩盤浴「火窯房」を勧めるのか？

岩盤浴というと、一般的には着衣で利用する低温サウナをイメージすると思います。ブラックシリカ、ゲルマニウムなどの材質の床、あるいは砂利ベッドに大判バスタオルを敷いて寝転がり、じっくりと汗を出す、そんな感じではないでしょうか。

「花景の湯」の「火窯房」には、そうしたフラットな岩盤浴もありますが、セルフロウリュの可能な個室も複数備えています。つまり着衣であることは間違いありませんが、自分のペースに合わせてロウリュできる本格的なサウナがここで体験できるのです。

また1時間に1度、アトラクションのようにミストが下りてくる楽しいミスト岩盤浴「花霞の間」や、お洒落でリラックスできる「火窯房ラウンジ」も、岩盤浴を申し込めば利用できます。

大浴場と違って男女共用なので、カップルで一緒に利用できるのもポイントです。

「花景の湯」の岩盤浴「火窯房」を詳しく紹介！

ここからは「火窯房」を個別に紹介して行きましょう。

火窯房ラウンジ

有料エリアのゲートを入ってすぐのスペースが「火窯房ラウンジ」。ここはまだ岩盤浴ではないので、温度は高くありません。スタイリッシュな休憩スペースで、よく見るとさまざまな形のイスやソファーが置いてあります。好みの座り心地を探してみて下さい。

向かって左手にはリモートワークに使えそうなデスク。

充電も心配いりません。

眺望があるわけではありませんが、窓からは緑が見えて和みます。

サンダルが用意されているので、外の石庭で涼むこともできます。

火窯の間

岩盤浴ルームの中心になるのが「火窯の間」。この周りにぐるりと、岩盤浴ベッド、プライベートサウナ、ミスト岩盤浴室などが配置されています。
この中央の柱の周りに寝転がることもできます。

岩盤浴ベッド

窓際に並ぶのがスタンダードな岩盤浴ベッド。設定温度はだいたい40度ほど。

花霞の間（ミスト岩盤浴）

入って右手にあるのが「花霞の間」。ドアから見た時はそれほど広く思えませんが、中に進むと意外と奥行きがあります。

そしてここは毎時30分になるとミストが下りてくる演出がスタート！

枕に頭を乗せて上を向いていると、ちょうど壁に沿ってミスト降りてきて、あとからあとから顔に降り注ぎます。

ライトの色も移り変わり、気が付くと辺り一面、深い霧の中。なんとも幻想的です。ちなみに立ち上がると、まるで雲海ですよ。
ミスト岩盤浴としても強力で、湿度がグッと上がることから、汗をかきにくい体質の人でもじんわり汗が出せます。終わった後のスッキリ感はぜひ体験してほしいです。

白樺の間と見晴らし処

「花霞の間」の隣にあるのが「白樺の間」。もうここはそのまんま男女共有のフィンランドサウナです。セルフロウリュも行えます。

「白樺の間」の周りは「見晴らし処」というテラスになっていて、ととのいイスが並んでいます。この日は残念ながら雨模様でしたが、晴れていれば絶景を見ながらととのえますよ。

5室のプライベートサウナ

また「火窯房」には椿、秋桜、向日葵、藤、桜と名付けられた5室のプライベートサウナがあります。こちらは専用アロマ水を購入することでセルフロウリュ可能。

このうち桜を除いた4室は2人用で、1組15分単位で独占できます。桜のみ4人用で少し広く、追加料金が必要ですが、残る4室は無料で利用できます。

この5室のプライベートサウナはなかなか有用だと思います。

キャビン

2階建てのキャビンもあります。1階はちょっとおこもりできる岩盤浴スペース。ライトの明るさも調節できます。

階段を上がれば2階へも登れます。2階は天井が低いので、頭をぶつけないように注意してくださいね。

涼みの間（クールルーム）

「火窯房」の岩盤浴やサウナで温まりすぎたら、「涼みの間」でクールダウン。温冷交互浴することで、全身の血行もよくなります。

岩盤浴「火窯房」の紹介は以上ですが、同じフロアにあるレストラン「美食ノ極」についても簡単に紹介します。

「花景の湯」レストランの「美食ノ極（びしょくのきわみ）」

銀座おのでらで知られるONODERA GROUPの株式会社LEOCが、温浴施設に初出店したのがこちらの「美食ノ極」。
「花景の湯」に入館したお客さんだけでなく、「HANA·BIYORI」のみ入園のお客さんも利用できるようになっています。

がっつり食べられる「HANA·BIYORI御膳」などから、気軽に注文できる麺類や定食、丼物もあります。

温浴施設の食事処としてはクオリティーが高く、舌の肥えた大人でも満足できるのではないでしょうか。

なお「美食ノ極」では、迫力の本マグロ解体ショーなども不定期で実施予定です。

いろいろ楽しめるHANA·BIYORI内「よみうりランド眺望温泉　花景の湯」。ここでは岩盤浴「火窯房」とレストラン「美食ノ極」を中心に紹介しましたが、大浴場、温泉、サウナ、無料休憩室などに関しては、関連記事で詳しく紹介していますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。

取材協力：HANA・BIYORI内「よみうりランド眺望温泉　花景の湯」