3/6オープン!「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」の温泉とサウナを詳しく紹介しちゃうよ
2024年3月6日、東京都稲城市・神奈川県川崎市のよみうりランドに隣接した新感覚フラワーパーク「HANA·BIYORI(はな・びより)」内に、新たに天然温泉を使った温泉施設「よみうりランド眺望温泉 花景の湯(かけいのゆ)」がオープンします。
さっそく温泉ライター 泉よしかが内覧会で施設を体験してきましたので、温泉、サウナ、無料の休憩エリアなどを中心にご紹介します。
これから「花景の湯」に行こうと思っている方はぜひ参考にしてください。
HANA·BIYORI内「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」とは?
「花景の湯」は「丘の湯」のリニューアル?違いは?
あれ?よみうりランドには確か「丘の湯」という温浴施設がなかったかしら?そう思う人もいるかもしれません。広々とした露天風呂、サウナ、食事処などを備え、よみうりランドに来るお客さんに愛された「丘の湯」は、実は惜しまれながらも2024年1月8日に既に営業を終了しています。
では「丘の湯」をリニューアルしたのが「花景の湯」?
いいえ、「丘の湯」と「花景の湯」には大きな違いが3つあります。
まず場所が違う。「丘の湯」がよみうりランド隣にあったのに対し、「花景の湯」は隣接した新感覚フラワーパーク「HANA·BIYORI」内にあります。
ですから建物やお風呂も「丘の湯」をリニューアルしたものではなく、まったく新しく作られました。しかもその場所に建てた理由は、敷地内で一番眺望が良かったからというではありませんか!これは露天風呂からの眺めに期待しちゃいます!
次に「丘の湯」と異なり、「花景の湯」には天然温泉のお風呂があります。源泉名は「よみうりランド源泉」。すなわち自家源泉なんですね。
最後に岩盤浴が充実している点があげられます。岩盤浴及び岩盤浴ラウンジに関しては、文末にリンクした関連記事で詳しく紹介したいと思います。
入館の流れをざっとチェック!
玄関の下駄箱のキーはリストバンドになっています。これを持ってフロントへ進みましょう。入館手続きを済ませたらエレベーターでフロントのあるロビー階から2階まで上がり、館内着を受け取ってください。
館内着は色、柄、サイズが豊富なので迷ってしまいそう。トップスとボトムスもそれぞれ選べるので、お友達と来館したらトップスだけお揃いにするなど、組み合わせを考えるのも楽しいです。
ロッカーは空いているところなら自由に選べます。
「花景の湯」の温泉や浴室はどんな感じ?
内湯の洗い場やお風呂の種類を紹介
男湯と女湯の違いは後から述べるとして、筆者は女なのでまず女湯から紹介します。
最初にチェックしたいのは洗い場。なんと全てのシャワーヘッドがリファです。ミスト、ジェット、ストレート、パワーストレートと4段階に切替ができる優れもので、特に女性に人気ですね。
シャンプー・コンディショナー・ボディーソープはポーラ製、メイク落としも備えられています。
なお男湯にも一部(5つ)リファのシャワーヘッドがあります。また男湯にはメイク落としの代わりにシェービングウォッシュが備え付けられています。
内湯のお風呂は三つ並んでいます。左側から乳白色に見えるのがシルク風呂、中央が高濃度炭酸泉、一番右がジェットバスとリラックスバスです。
ちょっと珍しいのは、シルク風呂の奥に電気風呂があること。シルク湯と電気風呂がいっぺんに楽しめるようになっているのです。しかもたんたんと電流が流れるのではなく、もんだり叩いたり切り替わるタイプの電気風呂です。
2席ありますが、片方はしゃがんだりお尻を底に付けて、もう片方は段差に座って使うタイプなので、ビリビリ来る位置が異なります。ご自身の電流を流したい部位によって使い分けてください。
高濃度炭酸泉はしっかりたっぷり炭酸の泡が肌に付着するタイプです。泡とたわむれるのも楽しいし、じっくり温まって身体の中から血行を良くするのも健康のために役立ちます。
ジェットバスはかなりパワフルです。腰のほかに足の裏にも強いジェット水流が当たります。
リラックスバスはいわゆるバイブラバスで、下から上ってくる気泡が体をマッサージしてくれるのですが、リラックスバスというほんわかした名前とは裏腹に、バイブラだけでなくジェットも痩せたいと思うあたりを直撃してくれて、こちらも思った以上にパワフル。
なお、内湯のお風呂は天然温泉ではなく井水(地下水)使用です。
「よみうりランド眺望温泉」というだけに、露天風呂は眺望自慢
まず最初に一つ謝っておきます。撮影はグランドオープン前の内覧会の日に行いましたが、残念ながらその日は雨。この日は本来の多摩丘陵地帯と都市を一望できるはずの景色はぼんやりとしか見ることが叶いませんでした。
ですが、「花景の湯」が見晴らし最高の立地にあることは間違いありません。スカイツリーや東京タワー、そして調布の花火大会もお風呂から見えるそうですよ。めっちゃくちゃ贅沢じゃないですか!
露天風呂にはお風呂が3つ。眺望温泉のあつ湯とぬる湯、そして井水利用の替わり湯です。変わりはこの日は穴をあけた桶にレモンが入れてありました。
眺望温泉のぬる湯とあつ湯が天然温泉使用。そして両方とも開けている側が綺麗に見えるように作られています。
まずぬる湯から入ってみましょう。
入り口は囲われているので外から見られる心配がありません。また入ると110センチと意外と深いので、足で階段を探りながら入るといいでしょう。階段は4段あります。3段目で油断する人が多いので、4段目で驚かないようにしてください。
あとは立ち湯状態で景色がたっぷり楽しめます。ガラスはミラーガラスになっているので、中から景色が見えても、外からのぞかれることはありません。
あつ湯の方は手前が階段状に浅くなっていて、半身浴したり、段差に座って全身浸かったり、立って景色を見たりできます。位置によって深さが違うので、好みの場所を探してみてください。
「花景の湯」の泉質はナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉で、植物由来のモール泉に多い透明感のある褐色をしています。pHは8.0と弱アルカリ性。炭酸水素塩泉には肌のクレンジングをしてくれる働きがあり、美肌にもいいとされています。美肌をサポートしてくれるメタケイ酸も107.2mg/1kgと目安となる100を超えて、なかなかの美肌の湯といえるのではないでしょうか。
「花景の湯」はサウナも大注目!
サウナは20分おきにオートロウリュウが行われ、ロウリュウ後にはやはりオートで空気を攪拌してくれるので、かなりの本格的な熱さが体感できます。
女湯のサウナはタワー型。座れるところは5段(マットを敷いていない段も使えば全部で6段)あり、好みの熱さが選べます。
設定温度は女湯で80~85度、男湯で90度を予定しているそうですが、まだ取材時はオープン前だったので、お客さんの意見を取り入れながら変わっていく可能性もあります。
水風呂も広くてゆうゆう。サウナ、水風呂、ととのいイスまでの動線も考え抜かれて設計されていて、ばっちりととのえそう!
ととのいイスの数もとても多い。画像に写っている以外にも、内湯の方にもまだととのいイスがあります。また足を持ち上げてととのいたい私には、寝椅子型のととのいイスが多めなことも嬉しいポイントでした。
お風呂とサウナを楽しんだ後に、脱衣所のパウダールームで身支度を整えると思いますが、そんな時にあったら嬉しいのがリファのドライヤー。軽くてパワフルで使いやすい。このほかに雪肌精の化粧水や乳液も備え付けられています。
「花景の湯」の男湯やサウナはどう?女湯との違いは?
私が実際に入浴体験したのは女湯ですが、男湯も取材させてもらったので、女湯と違っているところを紹介したいと思います。
男湯の露天風呂は絶景インフィニティ露天風呂
まず露天風呂の眺望。女湯と違って遮るものの無いインフィニティ露天風呂が楽しめるのは男湯の特権。女湯も景色は良いのですが、男湯の開放感にはかないません。
女湯のととのいイスも、一般的な温浴施設と比較すればとても多いのですが、男湯はさらに多くてびっくりです。
男湯のサウナは広い、サウナの窓も広い!
男湯のサウナは広い、そして横に長い。また窓も大きく、窓の外を見ながらじっくり蒸されることができます。
サウナから出たら汗を流しますが、女湯が掛け湯用の壺が一つであるのに対し、男湯は掛け湯と掛け水の2つがあります。
水風呂もなんと2槽。右側は一般的な温度の水風呂ですが、左側はいわゆる"シングル"と呼ばれる一けた台の冷水風呂。初心者からキンキンに冷やしたいサウナ―まで満足できる仕様です。
露天風呂の周りのほかにも、実はまだととのいイスはあります。男湯のみ「ととのいテラス」というととのいイスだけの専用スペースが用意されているのです。これでもうととのい難民は発生しないでしょう。
入館料のみで利用できる休憩スペースを活用する
「花景の湯」1階には、リラックスラウンジ、リクライニングラウンジ、レディースラウンジ、2階には花見ラウンジ、花見テラスといった入館料のみで利用できる休憩スペースがあります。
リクライニングラウンジはリクライニングチェアがずらり。かなり座り心地、寝心地の良い高級リクライニングチェアです。
今回の取材はオープン前だったので本棚にはまだ何も入っていませんが、グランドオープンまでには岩盤浴ラウンジを含め、コミックスや雑誌など1万冊がそろう予定です。
リクライニングラウンジの奥には女性専用のレディースラウンジがあります。レディースラウンジには女性向けの雑誌などが置かれる予定で、またリモートワークに使えそうな、コンセントのあるちょっとしたデスクもあります。
2階に上がればよみうりランドの方角が望める花見テラスも。時期によっては夜の遊園地のイルミネーションも見どころです。
今回ご紹介した以外にも、サウナ―にこそ利用してもらいたいスタイリッシュでユニークな岩盤浴や、「銀座おのでら」監修メニューが食べられるレストラン「美食ノ極」など、まだまだ館内には注目のスポットがいっぱい!
HANA・BIYORIの四季の花々とともにぜひ「花景の湯」を楽しんでください。
HANA・BIYORI内「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」
住所:東京都稲城市矢野口4015-1 新感覚フラワーパーク「HANA・BIYORI」内
公式サイト:HANA・BIYORI内「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」(外部リンク)
※乳幼児・未就学児の入館はできません。
取材協力:HANA・BIYORI内「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」