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ノート(250) 満期釈放者が抱える問題点と実効性のある釈放前指導の難しさ

前田恒彦元特捜部主任検事
(写真:アフロ)

~続・釈前編(10)

受刑380/384日目

すぐに再犯に及ぶ満期釈放者

 この日は早朝に少し離れた居室から「うわー」「なめるなよー」といった叫び声が聞こえ、目が覚めた。4舎2階のフロアは満期釈放者用となっていたが、精神を病んでいて仮釈放のレールに乗らない受刑者も多い。夜勤の刑務官から注意されると、二度寝でもしたのか、そのうち静かになった。

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元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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