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なんでランナーは雨の日も走るの?

たくや/ランナー医師、ランナー、ランニングコーチ

読んで頂いてありがとうございます!
たくや/ランナーです。都内で医師&ランニングコーチをしています。

今回はなんでランナーは雨の日も走るの?についてまとめます。

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はじめに

雨の中で水溜まりを避けながら歩いていると、傘もささずに走っているランナーを見かけたことはありませんか?
立っているのもつらい炎天下で、汗をかきながら走っているランナーを目にしたことはありませんか?

ランナーはなぜそのような環境でもランニングをするのでしょうか。

雨の日に走る理由

ランニングを習慣としている人や、走るのが速くなりたい人の多くは、自分にノルマを課して走っています。社会人であれば、自由に使える時間も少ないので、雨の日でも走らないといけなくなります。

また雨の日に走るのは過酷な環境の分、普段の練習よりも「自分は頑張った」という思いが強くなります。結果、自己承認が高まり、自分への自信が深まることになります。
そんなことを知っているランナーは、雨の日でも躊躇なく走りに出かけます。

雨の中走るメリット

それだけではありません。夏は雨の中で走ったほうが熱中症になりにくく、暑さのストレスも生じにくいと言われています(もちろん冬は逆に体温が下がりやすく危険です)。

また雨の日は防水のランニング用具や帽子、スマホに防水カバーをするなどの工夫が必要になります。そしてランニング大会でも雨が降る時もあります。大会で雨が降った時に備えて、雨の日の練習で装備を点検・確認することができます。

そして雨の日は水溜まりがあるものの、ランニングコースが空いていて快適です。

まとめ

雨の日のランニングは不快で、走る始めるのに強い気持ちや動機付けが必要です。ですが特に夏場のランニングは熱中症になりにくく、また走る事で得られる充足感も強くなります。

雨の日なのになぜ走っているのだろう?と思っている方、是非雨の日に走ってみませんか?

以上、最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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<参考文献>
・暑熱下の雨中のランニングは、体温・心拍数が上がりにくく、熱による緊張を緩和する。
Ito R et al.Rain influences the physiological and metabolic responses to exercise in hot conditions.J Sports Sci. 2015(PubMed
・寒冷環境下の雨中のランニングはエネルギー消費が悪化して、パフォーマンスが低下する。
Ito R et al.Rain exacerbates cold and metabolic strain during high-intensity running.J Sports Med Phys Fitness.2019(PubMed

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たくや/ランナーについて
中学・高校・大学と陸上競技部で、そして卒業後もランニングを続けています。フルマラソンのベストは2時間50分。
今は都内の病院で勤務をしつつ、ランステでコーチをしています。
発信はおもにNOTEでしています(ビアランニングドクターのNOTE

医師、ランナー、ランニングコーチ

41歳まで某大学病院の消化器肝臓内科で勤務、現在は都内の一般病院で内科医をしています。また、中学でランニングを始めて走歴は約40年、その経験を活かしてランニングステーションでコーチもしています。総合内科専門医・消化器病専門医・肝臓専門医・抗加齢医学会専門医、JMJA公認ランニングドクター他、資格は多数。フルマラソンの完走は67回でベストタイムは2時間50分31秒(2019湘南)。ランナーからよく聞かれることやランナーに伝えたい事を、科学的なエビデンスと経験をもとに記事を書いています。

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