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免疫アップ!わかめは介護食におすすめな栄養がたっぷり!(食事で免疫アップ!①)

めぐねこ介護頑張る栄養士/ライター

ワカメは「喉にひっかかりそう」「かみ切れない」「味噌汁や酢の物以外、使い道がわからない」というイメージが多いのではないでしょうか。でも、ちょっとした工夫で毎日ワカメを介護食に取り入れることができるんです!今回は「ワカメ」の栄養と介護食へ取り入れるちょっとした工夫をご紹介します。

ワカメも塩蔵と乾燥と販売されていますが、介護食には乾燥ワカメをオススメします。その理由は、

・長期保存ができるのでストックできる

・乾燥しているので加工が簡単

・塩蔵だと塩分が気になりますが乾燥なら塩分の摂りすぎの心配をしなくて良い

の3つです。

ワカメの主な成分はカルシウム、ビタミンK、鉄分、マグネシウム、食物繊維などがバランスよく含まれていて、なおかつ低カロリーです。5g分の乾燥わかめを水戻しすると約90gになり、カロリーは約16kcalになります。

ワカメの健康効果は…

血糖値上昇の緩和、中性脂肪の抑制。とくに魚料理と一緒に食べると脂肪燃焼に必要な「カルニチン(体内で脂肪酸の燃焼をサポートする成分のこと)」が高くなるので中性脂肪の低下、脂肪燃焼効果が期待できます。またワカメのぬめり成分であるアルギン酸という食物繊維は腸内環境改善が期待されています。乾燥ワカメを1日5gを食べ続けると腸内細菌のビフィズス菌が増えたという研究結果もあり、腸内環境が改善して便秘症状の改善が期待されているんです。

そんな優秀な食材のワカメを介護食に上手に取り入れたい!と思い見つけたのは「理研ビタミン」さんが紹介している「ワカメペースト」です。

作り方は

1.「ふえるわかめちゃん」8gをたっぷりの水で戻して水けをしっかり切る
2.1.と90度前後のお湯200mlをミキサーやフードプロセッサーに1分半攪拌する
3.途中、まわりについたワカメをゴムベラなどで混ぜて全体を均一にする
4.とろりと粘りが出たら完成

細かくすることで、わかめのアルギン酸が出て粘性が強くなり、この粘りが料理をふわふわにしてくれます。

料理のふわふわ感を持続させる性質を持つので、卵焼き、お好み焼きに混ぜて焼くと冷めてもふわふわしているのでオススメです。また、ドレッシングやめんつゆと合わせると自然なとろみをつけられるので便利です。たくさんできるので、冷凍保存でストックしておくと便利ですよ。

私はめんつゆと合わせるととろみがついて食べやすくて好きですが、卵焼きもふんわり仕上がり「卵焼き」のレパートリーが増えて重宝しています。

普段の食事にプラスすることで料理のレパートリーも広がり、かつ体に嬉しい栄養がたくさんなのでおすすめですよ。

※噛む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方は医師や看護師、管理栄養士などにご相談くださいね。

介護頑張る栄養士/ライター

栄養士。家族の介護をきっかけにスーパーやコンビニで手軽に買える食品で介護食を作っています。むずかしいと思われる介護食を美味しく、簡単に、お金をかけずにをモットーに作っています。また自分の経験をもとにライター活動もしています。

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