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【回避性パーソナリティ障害の治し方】あなたも、つい「何か」から、逃げがち避けがちではないですか?

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「回避性パーソナリティ障害の治し方」についてお話したいと思います。前回は、「回避性パーソナリティ障害になる原因」、前々回は、「回避性パーソナリティ障害とは何か?」というお話をしたのですが、今日は、その続きになっています。

では、早速。

回避性パーソナリティ障害を治す方法は、次の3つです。
ひとつめは、こころを整えること。
ふたつめは、環境を整えること。
みっつめは、脳を整えること。

以上です。

順に説明していきます。

ひとつめは、こころを整えることです。
こころを整えるとは、「回避性パーソナリティ障害を治そう」と自分で強く思うことです。今までいろんなことを回避してきたことにより、失ってきた数々のことを思い出すことです。そして、思い出したら、「よし治そう!」と固く誓うことです。

まず、ここが大切です。自分1人で誓えないのなら、カウンセラーの力を借りましょう。カウンセラーは動機付け面接という手法を用い、変わりたいあなたを力強く援助していきます。

続いて、ふたつめは、環境を整えることです。
環境を整えるとは、自分を批判したり否定したりする人から距離を置き、ありのままの自分を受け入れてくれる場所に身を置くこと、置き続けることです。

そうすれば、あなたは自信を取り戻せます。積極性が増します。つい回避したくなる自分と、おさらば出来るようになります。

そのような場所が見つからないとおっしゃる方は、どうぞカウンセリングルームにお越し下さい。そうすればあなたは、「ありのままの自分を受け入れてもらえた」という貴重な体験を得ることが出来るでしょう。

続いて、みっつめは、脳を整えることです。
脳を整えるとは、薬物を飲むということです。病院に行って、お医者さんから、抗うつ薬・抗不安薬を処方してもらいましょう。そして、お薬を飲みましょう。お薬は、きっとあなたの、マイナス気分や不安を抑えてくれることでしょう。

他にも脳を整える方法がありますが、薬物が1番手っ取り早いです。薬物を飲むことに抵抗がある方は、他にも方法がございますので、どうぞ精神医学に詳しいカウンセラーの許をお訪ねください。

あと、よく訊かれる質問なのですが、薬物は、普通のドラッグストアには、いい物があまり置いてありません。そう、効き目の高い薬物は、医者から処方箋を書いてもらわないと手に入らないのです。

以上です。

今言った3つ、環境を整えたら、あとは、やるべきことから逃げずにやっていくことです。やり続けていくことです。そうすれば、回避性パーソナリティ障害は、良くなっていきます。

と、口で言うのは簡単ですが、パーソナリティ障害は、簡単に良くなってはいきません。よって、本気で回避性パーソナリティ障害を治したいのであれば、カウンセラーの力を借りながら、お医者さんの力を借りながら、あきらめることなく根気よく治療に取り組んでいって欲しいと思います。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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