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世界最大のCGとインタラクティブ技術の祭典がカナダ・バンクーバで8月12~16日に開催

五十嵐悠紀お茶の水女子大学 理学部 准教授
(写真:アフロ)

世界最大のコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の国際会議であるACM SIGGRAPH(シーグラフ)がカナダ・バンクーバで8月12日(日)~16日(木)まで開催される。

研究者や技術者、開発者など、コンピュータグラフィックスやインタラクティブアートなどに関わる人たちが世界中から1万人以上も集まる場である。

技術的な新規性のある論文はTechnical Papers(テクニカルペーパー)というセッションで発表がされる。その一部は以下のようにTechnical Papers Previewとしてまとめられて誰でも見ることができる。英語だと臆することなく、最先端のCGをぜひ堪能してほしい。

Technical Papers Preview: SIGGRAPH 2018(3分45秒)

中でも、現地時間12日(日)の夜6時から8時に行われる

Technical Papers Fast Forwardは、それぞれの論文の著者自らが、持ち時間1分程度で論文の概要を説明するセッションである。

昨年SIGGRAPH 2017の様子はこちらである。

上記は昨年のYouTube Liveによるリアルタイム配信のページだが、今年もリアルタイム配信のページが用意されている。日本時間の13日(月) 午前10時から12時にあたる。興味のある方はチェックしてみて欲しい。

そのほか、SIGGRAPH開催期間中には、スター・ウォーズの「ハン・ソロ」などを手掛けたエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターのRob Bredow氏のキーノートをはじめ、様々なイベントが盛り込まれている。

そして、このSIGGRAPH。2008年からは毎年冬にも、SIGGRAPH Asiaが開催されている。2009年横浜、2015年神戸と過去にも日本でも開催もあったが、2018年の今年は東京・有楽町国際フォーラムにて12月4日(火)~7日(金)の開催が予定されている。

お茶の水女子大学 理学部 准教授

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.博士(工学).日本学術振興会特別研究員PD, RPD(筑波大学), 明治大学総合数理学部 専任講師,専任准教授を経て,現職.未踏ITのPM兼任.専門はヒューマンコンピュータインタラクションおよびコンピュータグラフィックス.子ども向けにITを使ったワークショップを行うなどアウトリーチ活動も行う.著書に「AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55」(河出書房新書),「スマホに振り回される子 スマホを使いこなす子 (ネット社会の子育て)」(ジアース教育新社),「縫うコンピュータグラフィックス」(オーム社)ほか.

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