なぜそんなに大繁盛?「高額おむすび」が飛ぶように売れる「入店に勇気がいるド派手な店」の謎/藤沢市
2023年7月、江ノ島電鉄「江ノ島駅」のすぐ近くに誕生した、赤い鳥居が目を引く“ド派手なおむすび屋さん”『おむすび処 盛盛(もりもり)』。
「江ノ島駅の裏になんかすごいのできてるぞ?」と思われていた近隣の方も多いのではないでしょうか?地元民としては、入店するのに若干勇気がいる店構え (笑)。ですがイートインだけでなく、店頭の売店窓口で注文・受け取りも可能。店内はお寿司屋さんのような横並びのカウンターとなっています。
それにしても、一体どんなコンセプトのどんなお店なのでしょうか。今回『おむすび処 盛盛』を経営する「ラッキー田中 株式会社」代表の田中さんと、広報の出倉さんに取材を依頼。すると…
企画書をお送りしたあと「商品への熱い想い」と「超絶長いコンセプト」がびっしりと綴られたメールが届いたではないですか(びっくり)。とても記事の中ではまとめきれないので、一部抜粋しながらご紹介しますね。
『おむすび処 盛盛』が販売する商品は「おにぎり」ではなく「おむすび」。「人との縁を大切に」という田中さんの想いを形にしたお店です。「美味しさはもちろん、安全にも気を配り、生産者の顔が見える食材を提供したい」という考えのもと、同じ想いを持つ生産者を求めて日本全国を周り、直に会ってその想いや生産物を確かめたこだわりの食材を使用しています。
お店のメニューは200円の「塩むすび」から600円の「鮭+すじこ」まで多種多様。今日は「『すじこ』嫌いな人以外は決まって注文する」という「鮭+すじこ」にフォーカスします。しかし庶民感覚の私には「おむすび1個600円て…(汗)」というのが正直な感想(こんなに高いおむすびが本当に売れているの?)。果たしてその商品は…。
お米は「会津こしひかり一等米」、具は北海道直送の「特選甘すじこ」と「鮭」を使用した「鮭+すじこ」。取材時に作る工程を撮影しましたが、これですね...動画で見たほうがそのクオリティが伝わると思います(笑)。ぜひ『おむすび処 盛盛』の公式Instagramに投稿されている動画をご覧ください(『おむすび処 盛盛』「鮭+すじこ」ができるまで(外部リンク))。
そうこうして完成した、あふれんばかりの具をご飯で包み込んだ「鮭+すじこ」がこちら。「すじこ」は「いくら」に引けを取らない粒の大きさです。
おむすびを真ん中から2つに割り、その中身ものぞいてみましょう。
おぉぉぉ…、隅から隅までたっぷりと詰まった鮭とすじこ!
「具がこぼれ落ちる3秒前」という状態でやってきた「鮭+すじこ」ですが、崩れそうで崩れないのはお米にほどよい弾力と粘りがあるから。大粒の「すじこ」は1粒1粒がプチっと弾ける食感、柔らかな「鮭」も小骨までしっかり処理されていて食べ応え満点です。田中さんが「『おむすび』というよりも『鮭すじこ丼』に近いかもしれません。ご飯も130グラムあるので『ワンハンド丼』です(笑)」と話す通り、これは600円の「丼」ですね(そう思うとむしろ安いのかも)。「鎌倉味噌」を使ったさっぱりとしたお味噌汁と、栄養価の高い「君津そだち(アローカナ卵)」を使用した「こだわり濃厚卵焼き」をお供に、ペロッと1個完食してしまいました(「鮭+すじこ」1個で十分小腹が満たされます)。
取材時(平日の朝)も、地元のお客さんがひっきりなしに来店。大繁盛の裏に、徹底したこだわりが隠れていた『おむすび処 盛盛』でした。※お店では「お得な割引デー」なども開催しています。公式Instagram(外部リンク)をフォローしぜひチェックしてから訪問を!
基本情報
店名:おむすび処 盛盛(もりもり)(Rettyページ)
住所:藤沢市片瀬海岸1ー4ー4 エースタワー101
アクセス:江ノ島電鉄「江ノ島駅」より徒歩1分
電話:0466-66-9252
駐車場:無し(近隣のコインパーキングをご利用ください)
※PayPay決済対応
公式 Instagram(外部リンク)
※詳細は『おむすび処 盛盛』の公式サイトをご確認ください。
取材・撮影・校正協力 おむすび処 盛盛 田中様 出倉様
※おむすび処 盛盛様のご協力により、撮影用商品を無償でご提供いただきました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
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