3月終了!根室本線・富良野ー東鹿越列車限定の景色
皆様明けましておめでとうございます。
北海道内の鉄道において、決定済である2024年最大イベントといえば、根室本線・富良野ー新得(上落合信号場)の廃止でしょう。多くの鉄道ファンが廃止を惜しみ、列車に乗る、廃止予定駅訪問をされています。
それぞれの楽しみ方があって良いもの。でも列車が走らなくなれば、一般人は見る事が出来ない景色とは、車両前方後方からの展望ではないでしょうか?廃線後の線路が撤去され、一般人が入る事が出来る道路などにならない限り、前方後方の景色は3月末でおしまいです。
そこでJR根室本線・富良野ー東鹿越の列車に乗り、運転士などの仕事に邪魔にならないよう撮影して来ました。これから乗りに行ける人は参考に、行けない人は記事の中で楽しんで頂ければ幸いです。併せて廃止される各駅の記事もせひご参照ください。
(乗車:2023年12月、駅訪問:2023年5月)
富良野駅
旅の始まりはJR富良野駅。
駅に入る前に、公共交通機関のみで廃止予定駅を1日で回るには正直列車のみでは厳しいでしょう。廃線後の事も考え、駅前のバス停を確認。
まず布部入口、山部、下金山、金山駅前へ行く時に利用出来る占冠村営バス(外部リンク)が発着する1番のりば。
布部入口、山部への移動には、ふらのバス西達布線(外部リンク)の方が制約が少ないでしょう。
このほか、旭川ー富良野ー南富良野ー新得ー帯広を結ぶノースライナー(外部リンク)や、札幌(芦別・赤平経由)と結ぶ高速ふらの号(外部リンク)の乗場もあります。
それでは駅ホームへ行きましょう。筆者が乗車したのは7時17分発東鹿越行きでした。
富良野ー東鹿越間は基本キハ40で走ります。ヨンマルの塗装に注目する鉄道ファンも。
廃線後、駅構内東鹿越方面の線路がどう変わるのかなと思いながら列車に乗りました。
富良野ー布部ー山部ー下金山
列車は富良野市南部の富良野盆地を進行。
布部駅、山部駅周辺の景色といえば、見通しが良ければ芦別岳でしょう。
布部駅、山部駅の詳細については、
2024年3月廃止!根室本線・布部駅は「北の国から」が始まった駅
2024年3月廃止!ログハウス駅舎が特徴・根室本線「山部駅」
を参照願います。
列車前方後方からの景色で特に注目したいのは山部駅より先の駅などです。
次の下金山駅は以前列車交換可能でしたが、現在は撤去されています。撤去後は駅舎と反対側のみ使用となったため、ホーム手前で曲がります。
下金山駅の詳細については、
2024年3月廃止!市町境界近くの無人駅・根室本線「下金山駅」
を参照願います。
次の金山駅へ行きましょう。
金山ー東鹿越
金山駅は列車交換可能で、保線車両が置かれている駅。駅構内手前でカーブがあります。
保線車両の車庫が見えてきました。
乗車当日は保線係員がホームにいました。
金山駅の詳細については、
2024年3月廃止!かつての砂金が名前の由来・根室本線「金山駅」
を参照願います。
金山から列車の終点・東鹿越までは金山ダム建設のため、大半の線路が切り替えられています。
最初のトンネルが金山トンネル。
続きの空知トンネルは2,255mと長く、
出口には空知川(かなやま湖)を渡る鉄橋があります。
出口の真上には道道465号があり、鉄道写真の名所ですが、立入禁止より先で撮影する人がいたせいか、2023年はより道路寄りでの撮影になっています。
次に注目したいのは、1986年11月に廃止された鹿越仮乗降場跡。
金山ダム建設前は鹿越駅でしたが、ダム建設後に移転し無人の信号場に降格。1982年からは交換設備が撤去され、その後廃止まで仮乗降場でした。
短い鹿越トンネルを抜けると、
もうすぐ東鹿越駅です。
筆者は新得行き代行バスに乗るために下車。
1両編成の列車に対してホームは長いです。
列車は折り返し待ちで、列車で富良野方面に戻る人が乗車を待っていました。
東鹿越駅を後にします。
東鹿越駅の詳細については、
2024年廃止!根室本線・東鹿越駅は廃駅予定から代行バス発着となった駅
を参照願います。
代行バスの状況については、
2024年3月末廃止!JR根室本線・東鹿越ー新得代行バスの運行体制
をご覧ください。
ここまでご覧くださり、ありがとうございました。