神戸駅からバスと徒歩で20分、お風呂がぜんぶ源泉掛け流しの温泉銭湯!月に2回は超アヒル風呂も
温泉ライターの泉よしかです。
関西でも特に神戸は、街中にいい温泉が点在しているというイメージがあります。もちろん有馬温泉という超有名温泉地もあるのですが、そうではなく、郊外の住宅地にも普段着で立ち寄れる温泉銭湯があり、しかもそのお湯が非常に良かったりする!
今回ご紹介する湊山温泉もその一つです。
湊山温泉のアクセス
場所は神戸中心地から直線距離にして2.5キロほど西。天王谷川沿いで、ちょうど住宅地の切れ目にあります。ここまでは住宅地ですが、その後ろはすぐ里山というような立地です。
なお、筆者はずっと湊山温泉は車がないと不便な場所だとばかり思っていました。しかしアクセスを調べてみると、意外に観光客でも行きやすい場所でした(28台分の無料駐車場もあります)。
路線バスを利用すれば神戸駅から乗車15~20分+徒歩5分程度。三宮方面からは路線バス乗車20分+徒歩5分。神戸市営地下鉄西神・山手線を使うなら、大倉山駅で下車して徒歩16分ほどです。
比較的近くに「みなとやま水族館」という廃校となった小学校跡地を利用した水族館があるので、こちらとセットで観光するのもオススメです。
湊山温泉の特徴
湊山温泉は朝5時から夜11時半まで営業している銭湯スタイルの温泉です。
1階が受付・浴室など。2階が喫泉(きっせん)ーkissenーという休憩スペースで、コミック・絵本を含む約7700冊の本とコワーキングのできるテーブル席などがあります(喫泉の利用は大人一人 +600円)。
温泉の泉質はナトリウム・カルシウム―炭酸水素塩・塩化物泉で、浴室には加温の浴槽、源泉水風呂などを含むバラエティに富んだお風呂があり、驚くことに全てが源泉掛け流し。
加温をしている浴槽はありますが、循環はもちろん、加水も塩素消毒もしていない。これが神戸という大都市の町中にある温泉だと思うと、とても感動してしまいます。
湊山温泉に入ってみよう!
中央の大きな浴槽は部分的に仕切られて、一部は電気風呂になっていました。濁り湯の温泉の電気風呂はなかなか珍しい。
床のタイルは流れてくる温泉で、まるでさざなみのように析出物ができています。こういう温泉はパイプが詰まりやすくて苦労することが多い。なのに加水せずにそのままお風呂に使ってくれていることには感謝しかないです。
非加熱の源泉水風呂は、ひやりとしますがキンキンに冷えているわけではありません。もともとの源泉温度が30度弱なので、水風呂が苦手な人でも入りやすい温度。
おひとり様サイズの樽型のお風呂もあります。
浴室の奥にある円形のお風呂は、思った以上に深くびっくりしました。そしてガッツリ加熱してあり、最後に温まって上がりたい時にぴったりです。
そして一番気に入ったのが白い猫足バスタブのお風呂。ここのお湯は泡が多く、他のお風呂のお湯と同様に金属臭もしますが、加えてゆで卵のような硫化水素臭まで!
というか、この浴室の雰囲気に白い猫足バスタブというだけで、とてもユニークで思わず笑っちゃいます。
何故この猫足バスタブだけこんなに泡付きが良いのか受付で伺ってみたところ、源泉は1本でどのお風呂も共通ですが、この猫足バスタブのお湯のみ、タンクに貯めずに直接湯船に注いでいるとのお話でした。
結局、非加熱でアワアワの猫足バスタブと、円形の熱いお風呂を何度か行き来したら、サウナに入るよりととのってしまいました。
アヒルがお風呂を占拠!月に2回行われる超アヒル風呂の日
なお、湊山温泉では毎月第一土日に「超アヒル風呂」という可愛いイベントを開催しています。お風呂を埋め尽くすアヒルちゃん!これは子供はもちろん大人でも楽しめます!
「超アヒル風呂」の日は変動することもあるので、詳細は公式SNSをご確認ください。
湊山温泉
住所:兵庫県神戸市兵庫区湊山町26-1
電話:078-521-5839
営業時間:5:00~23:30(受付は23:00まで)
入浴料:大人750円(朝5:00~8:00は550円)、小学生230円(土日は100円)
定休日:水曜(祝祭日は翌平日)
公式サイト:湊山温泉(外部リンク)
公式Instagram:湊山温泉Instagram(外部リンク)
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