45歳。義父母に我が子を連れ去られて離婚。死ぬほど苦しみを味わいました~おみおじリポート(150)~
「初代クマさん」は10月に真剣交際を開始しました。そして、第二のクマさんが登場
※2023年6月14日追記。小田さんは半年間の受けオネット期間を終了し、自動退会日を迎えました。残念ながら結婚につながるような出会いはオネットではご紹介できませんでしたが、彼の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
「最近、オネット内での真剣交際が始まった『クマさん』のような受けオネット男性がいます。小田さんは第二のクマさんですね! 安心感・安定感の重要さに気づき始めるアラフォー世代の女性にお薦めです!」
マチコ先生が珍しく興奮しています。真剣交際中の初代クマさんとは地方公務員の細川将司さん(仮名、45歳)のことです。彼は攻めオネットも兼ねて積極的に活動し、同じく受けオネット会員である漫画家の稲川順子さん(仮名、36歳)にお見合い申し込み。デートを重ねて、10月からめでたくお付き合いを始めているのです。
細川さんはクマだけに口数は少ないけれど、行動力があっていつも優しげに笑っています。確かに、安心感と安定感があります。稲川さん、いい男性と巡り合っちゃいましたね。すべて我がオネットのおかげです!(←自画自賛)
じいさんばあさんと子どもにはなぜか好かれる僕。よく道を聞かれて案内しています
さて、第二のクマさんである小田祐樹さん(仮名、46歳)をご紹介しましょう。ある大規模マンションの施設管理を請け負う会社の正社員です。上下水道が主な担当で、土日祝日は休みですし、水漏れなどで呼び出されることもまれとのこと。年収は470万円弱。ここまではごく普通の成人男性なのですが、小田さんには「やたらにじいさんばあさんに好かれる」という特技?があります。
「先日もシャワートイレを取り付けに行ったお宅で帰ろうとしたら『ちょっと待って』とコーヒーを出されました。長年連れ添った旦那さんを亡くしたばかりのばあさんです。年寄りは嫌いではないので僕のほうも問題ありません」
30分ほど会話のお相手をして帰ってきたとのこと。「おじいさんおばあさん」ではなく「じいさんばあさん」と口にするあたりがワイルドですが、野生(一人暮らし)のクマさんなので仕方ないでしょう。ちなみに、若い頃はもっとワイルドだったようです。
「バイクや改造車を乗り回して、よくケンカを売られていましたね。でも、僕は群れるのは嫌いなので暴走族ではありませんでしたし、自分から誰かに絡んだりもしません。もちろん、カツアゲなどもしたことがありません。派手な服を着て顔中にピアスをしていたのに、なぜかじいさんばあさんや子どもからは好かれて、よく道を聞かれて案内したりしていました(笑)」
痛恨の失敗経験。夫婦ともに仕事が忙し過ぎ、子どもを義父母に任せてしまいました
関東地方の私立大学に入ってからもタイヤ屋や工事関係のバイトをやりすぎて留年してしまった小田さん。もちろん、40代の今はヤンチャなことは一切やっていません。
「車もクラウンです(笑)。好きな旧型を買って、19インチのアルミホイールを履かせて……。好きな音楽を聴きながらあてもなくドライブし、美味しいものを食べたりしています。メカや運転のことなら僕に任せてほしいですね」
Zoom越しに話しているだけで「いい人感」が漂ってくる小田さん。以前の職場はいわゆるブラック企業に近く、そのせいもあって家族を失ったという痛恨の経験があります。
「離婚の理由はいろいろありますが、一番の原因は僕も元嫁さんも仕事が忙し過ぎたことでしょうか。同じマンションの別の部屋に住んでいた義理の両親に子どもたちを任せることが多くなってしまい、気づいたら教育にまで介入されていました。それではダメだと思って僕が土日を休めるようにしたら、孫との時間を取られると思ったのでしょう。子どもたちを連れ去ってしまい、僕は会わせてもらえなくなりました。あの頃は本当に死ぬほど苦しかったです。あちら側についた元嫁さんとの信頼関係はなくなり、こちらから離婚を申し立てました」
憎しみを抱いてもおかしくない相手なのに、「元嫁」ではなく「元嫁さん」とさん付けするあたりに小田さんの人柄を感じます。そんなところを強引な人たちにつけ込まれてしまったのでしょうか。次の結婚は、強気なぐらいしっかり者の女性との夫婦の絆を最優先してほしいです。
ストップ暴走、ノーモア孤独。人間関係に不器用ならば他人の助けを借りるべきです
「4年経ってようやく元気になり、残りの人生でもう一度家族を作りたいと思って婚活をしています。あがり症で照れ屋なのでなかなかうまくいかないのですが……。もう一度結婚することができたら、可能であれば子どもが欲しいです。僕は子どもにはすぐに好かれるほうなので、シングルマザーの方でも問題ありません」
いま、しっかりと前を向いているクマさん、いや小田さん。なぜか守ってあげたいような気持ちになる男性です。マチコ先生も身を乗り出す勢いで次のように激励します。
「小田さんは、死ぬほど苦しかった経験を乗り越えています。当時よりも何倍も成長した『大きなクマさん』です。マチコも並走して応援します!」
小田さん、マチコ先生が言う「並走」をしっかり覚えておいてください。不器用かつお人好しなところがある小田さんは、初対面の相手と知り合って家族になっていく過程には強力な伴走者が必要だということです。若い頃のバイクではありませんが、自分一人で走ろうとすると「暴走」したり、前回の結婚と同じような失敗をしたりする危険性があります。
結婚相談所なども同様ですが、オネットはお見合いの前からプロポーズに至るまで、いつでもマチコ先生と僕に相談することができます。そして、アドバイスにはできるだけ耳を傾けて素直に実行してみてください。小田さんがやるべきことはそれだけです。来年の年末は頼もしい婚約者と一緒に笑って過ごしましょう。
※文中の受けオネット会員は仮名です。小田さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。