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【相模原市】全国から注目を集める!森の中で遊べる話題のスポット「つちざわの森」を取材した

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。今回は神奈川県相模原市で大自然が満喫できる話題のスポット「つちざわの森」を紹介しましょう。

ここでは森の中をマウンテンバイクや、焚火を囲んだり、ハンモックでボーっとしたり、森林浴でリフレッシュしたり、そんな体験が楽しめる。

場所は圏央道「相模原IC」より約5分、津久井湖の南に位置する山の中。かつてこの地は、地域の方が共同で使う入会山で、畑や果樹園、杉や檜の植林地だった。しかし、時代の流れと共に人々の生活スタイルが変わり人々は森から離れるようになってしまったそうな。

そこで、合同会社ヘリテッジキーパーが「子供の遊び場を森に作りたい」という想いから完成したのが当施設である。

森は放置していると荒れ果ててしまうが、人が利用することで森はキレイに保たれる。つまり、利用する側、管理する側、共にメリットがあるという。

実際に森の中を歩けばハッキリと分かるが、一般的にイメージしやすい鬱蒼と茂った藪とは大きく異なる。森の中はキレイに整備されていて清々しい。

マウンテンバイクで森を楽しむ

さて、同施設の人気はマウンテンバイク。ところで、マウンテンバイクには「DIG&RIDE」という精神があるのをご存知だろうか?

DIGとは開拓や掘るという意味でコースをつくること。RIDEは乗って楽しむこと。要するに、自分たちの遊ぶフィールドは自らの手で作り上げるという意味。マウンテンバイクを通して森を楽しんで整備して、植物や生物など自然環境に関心も持てる。そんな遊び方があると知っただけで、なんだかワクワクしてしまう。

ところで、「マウンテンバイクに乗ったことないけど大丈夫かな?」そんな不安を感じる方もあるだろう。でも、大丈夫!ここでインストラクターによる指導があり、初めての方でも安心してマウンテンバイク体験ができるのだ。

ちなみに、私はマウンテンバイクは初体験。ブレーキのかけ方が思っていたより難しく、教えてもらわずに乗っていたら確実に転倒したに違いない。

マウンテンバイクは普段のっている自転車と大きく異なり、ブレーキは非常に強力。だから不用意にギュッと握ってブレーキをかけてしまうとタイヤがロックしてバランスを崩してしまう。体の重心を移動させてブレーキは軽く。初心者はこの点を意識しておかないといけない。

日常で乗っている自転車(ママチャリ)はバランスが良いが、マウンテンバイクは悪い。しかし、バランスの悪いからこそ悪路も走れる。このバランスの悪さを上手に扱って乗りこなすのが「マウンテンバイクの楽しさ」なんだとか。

要するに「じゃじゃ馬を乗りこなす」感覚だそうだが、慣れるまではハラハラドキドキの連続である。

ブレーキのかけ方の練習をしたら森に向けて出発となる。

そして、共用の焚き火スペースで一休み。

薪割りも体験出来ます。

また、ここでは「津久井在来大豆(つくいざいらいだいず)」を頂いた。

津久井在来大豆とは、昔この地域では当たり前の様に作られていた「大豆」のことで品種ではない。生産者がいなくなり世の中から姿を消すが、「あれは本当に美味しかった」と地元の農家さんが復活をさせたもの。

尚、この近隣では「農産物直売所 あぐりんず つくい」で購入できます。

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考える事をやめて感じてみよう!森林浴とは…

合同会社ヘリテッジキーパーの代表である青木さんは、看護師でもあり、森林浴ファシリテーターの資格も持っている。ここでは森林浴も体感できる。

考えることばかりしている現代人が、この森の中で考える事をやめて感じる事に集中する。とても健康的で、心身共にリラックスし、ストレス解消にも効果的。また集中力が高まったり多様な効果が期待できるという。

合同会社ヘリテッジキーパー代表の青木さん
合同会社ヘリテッジキーパー代表の青木さん

まずは軽く体をほぐし、リラックス。青木さん曰く「せっかちな人ほど呼吸が浅い」と。だから、しっかり深呼吸をする。リズムに合わせて、ゆっくり長く、鼻から吸って、口から吐く。

その後に、自分自身でボディスキャン。頭の先から足の先まで、自分の体が今どのような状態かをゆっくり自分で感じてゆく。自分の感覚で自分の体をしっかり察知していくのは大事」と青木さん。

そして音に集中する。人は目を9割以上使って生活しているので、目ばっかり使っている。目以外を使って感じる時間を持つのは大切だという。

耳をすまし音を感じ、木を触って木の温もりを感じる。

土のニオイを感じる。土も場所によってニオイが異なる。

そして、ハンモックでゆっくりと時間を過ごす。

空を見上げて、鳥の声、木々が風で揺らぐ音を感じる。

合同会社ヘリテッジキーパーの皆さん
合同会社ヘリテッジキーパーの皆さん

このような自然とふれあう時間を持つことが、どれだけ大切なことか。改めて感じさせてくれる。本当に素敵な場所である。

この「つちざわの森」は、人が入って手を入れることで印象が明るくなり、森の生物も増えたという。老若男女関係なく、もちろん国籍も関係なく、障害があるないも関係なく、全ての人が利用出来るようになっている。

興味のある方は公式サイトから確認してみると良いだろう。今回紹介した内容以外にもBBQやキャンプ、自然栽培体験なども楽しめて盛り沢山の内容だ。

つちざわの森(合同会社ヘリテッジキーパー)
住所:神奈川県相模原市緑区根小屋 2142
電話番号:080-4294-2109
公式サイト(外部リンク)
公式instagram(外部リンク)
地図(外部リンク)
取材協力:合同会社ヘリテッジキーパー

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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