良き豚骨の香りが漂う博多駅

駅ナカグルメといえば、やはりその土地を代表する名物料理がいただけるスポット。全国各地でもそうでしょうが、駅直結の飲食街などがあり、そこで美味しいご当地グルメを楽しみたいですよね。
その中でも駅のホームでいただけるのは、電車と一番近い位置でいただける究極の駅ナカグルメ。関東では立ち食いそば、名古屋ではきしめんなど、名物の麵メニューがいただけるところもありますが、やっぱり博多駅はラーメンでしょう。
博多駅の1・2番ホームにあるのは、「ぷらっとまるうま No.1」。さらに、5・6番ホームには2023年に復活したNo.3もあります。
博多駅のホームには豚骨の良き香りが漂い、ついラーメンを食べたくなる衝動にかられてしまいます。

駅のホームなので、いただくのは立ち食いスタイル。四角い店舗スペースはありますが、お店の内側と外側にカウンターが設置され、どちらでもいただけます。お店外にある食券機で購入し注文です。
店内カウンターからは線路が見渡せ、卓上には紅ショウガに辛子高菜、ゴマやラーメンのたれなど、本格的な博多ラーメンスタイルです。

もやしラーメン

このラーメン、立ち食いですが美味いんです。駅ホームだからといって、あなどるべからず。まずはもやしラーメンですが、たっぷりのもやしにネギとチャーシュー。トッピングもしっかりしてます。このもやしにかけられたオリジナルのタレのようなものがひと味加えるんですよね。

基本に忠実な豚骨ラーメン。さっぱりながらしっかり炊き込まれてる。スープも豚骨の風味よく、味わいもしっかりしている。カエシも良き味わいです。カウンターの内側で調理しますが、仕込みからしっかりしているのでしょう。

中細サイズのオーソドックスなストレート麺ですが、これが博多ラーメン、と思える味わいです。駅のホームでこのクオリティはすごい。

赤旨

メニューは、白旨に赤旨、素ラーメンにもやしに焼豚というシンプルなラインナップです。その中で、赤旨をいただきます。ネギとキクラゲにもやしとチャーシューがトッピングされ、真ん中には豆板醬系の辛味噌が加えられます。

スープは前述したとおり基本に忠実。白濁でまろやかな味わいの中に、程よいカエシが広がる優しい味わい。昔ながらの伝統の博多ラーメンです。赤旨は、ここに辛味噌を混ぜ合わせながらいただく。これが豚骨スープと辛味の刺激が良き具合に絡まっていきます。

駅のホームでこれだけのクオリティの高さ。とっても美味しいのですが、なんとJR九州が運営するフードサービスが提供しているんですね。このJR九州フードサービスは、駅を中心に、居酒屋からスイーツまで様々な店舗を運営しています。そのどのメニューも本格的。すごいの一言ですね。

博多駅のホームでいただく立ち食いラーメン。電車を待つ間、電車降りたなら。いろんなシチュエーションでいただけます。これもまた博多を訪れる醍醐味です。ラーメン王国の博多ならではの、これもまたひとつの愛される文化です。

まるうまラーメン ぷらっと博多No.1