夜泣き予防に!月齢別「次の寝かしつけ」目安時間
よくあるご相談に、「眠いサインは見ているけれど、なかなかわからない」「次のねんねはいつ寝かせるのがいいのかわからない」といったお悩みがあります。そんな時は、赤ちゃんの月齢別の活動時間を参考にしてみるのがおすすめです。
今回は、2500人の夜泣き・寝かしつけ改善をしてきた乳幼児睡眠コンサルタントの三橋かなが、月齢別の「次の寝かしつけ目安時間」をご紹介していきます。
月齢に合った活動時間を目安に寝かせると…
赤ちゃんの月齢に合った活動時間を目安に寝かせると、寝かしつけがよりスムーズになります。すると、日中のねんねも十分に取れるようになり、結果として夜泣きの予防にもつながります。赤ちゃんの機嫌を見ながら、寝かしつけ時間を前後に調整するとさらに効果的です。
では、月齢別の活動時間の目安を見ていきましょう。
まずはわかりやすく表をご紹介しますが、月齢別に解説していきますので、最後までぜひ見てくださいね。
0~1ヵ月の赤ちゃんは、活動時間が約40分程度
この時期はまだ昼夜の区別がついておらず、寝て起きてを繰り返します。昼夜の区別を教えてあげるために、日中は明るい部屋で寝かせるのがポイントです。
生後1~2ヵ月になると、活動時間は40分~1時間に延びる
この頃から、朝は日の光を浴びるなど、少し規則的な生活を意識し始めるのも良いでしょう。
生後2~3ヵ月の赤ちゃんの活動時間は、1時間~1時間20分程度
だんだんと昼夜の区別がつき始め、夜もまとまって寝られるようになってきます。生後3ヵ月頃になったら、日中も暗い部屋でねんねさせるのがおすすめです。
4~5ヵ月になると、活動時間は1時間20分~1時間30分に延びる
寝返りなど発達も目覚ましい時期ですが、その分疲れやすく、五感の刺激から夜泣きにつながることもあります。
生後6ヵ月~8ヵ月の赤ちゃんの活動時間は2時間~2時間30分
お昼寝は3回で合計2~3時間程度の子が多いようです。この時期からは、お風呂→授乳→絵本→就寝といった『ルーティン』を取り入れるのも効果的です。
9ヵ月頃になると、活動時間は2時間30分~3時間に延びる
夕寝の移行期(※)に差し掛かる子もいます。朝寝と昼寝で合計2時間半~3時間程度眠れるようになれば、夕寝がなくても早めに就寝すると夜泣きを避けられる可能性が高くなります。
※夕寝の移行期とは、夕寝がある日やない日がでてくる時期のことを指します。
10ヵ月~1歳2ヵ月の赤ちゃんは、活動時間が3時間30分~4時間に
まだ夕寝が必要な子も多いです。焦らずに対応しましょう。
1歳3ヵ月~1歳半になると、活動時間は4時間~6時間に
これはあくまで目安で、実際は6時間ももたない子の方が多いです。この時期はまだ朝寝と昼寝の2回が多く、お昼寝に抵抗を示し始める子もいます。ルーティンを徹底し、さらに自分の足で寝室まで行くなど「自分で寝る」ことへの納得感を高めてあげるのが大切です。
これらの目安時間は、赤ちゃんが起きた時間からカウントを始め、次の寝かしつけ時間の指標にしてみてください。ただし、赤ちゃんの気質によっては、この時間表がぴったり合う子もいれば、合わない子もいます。最終的には表だけでなく子どもの機嫌を見ながら調整することが大切です。
また、前のお昼寝の長さによっても活動時間は変わります。
長く寝ていた場合は体力も回復しているので活動時間が延びる傾向にあり、逆に短く起きてしまった場合は体力があまり回復していないため、活動時間を短めに見て調整する必要があります。
赤ちゃんの睡眠リズムを整えることは、夜泣き予防や健やかな成長につながります。これらの目安を参考にしながら、お子様の様子を見守り、その子に合った寝かしつけを見つけてみてくださいね。応援しています!