大谷翔平の10年7億ドルはトラウトとレンドーンの合計額を上回る。日本人選手のトップ5を足しても…
来シーズンから、大谷翔平は、ロサンゼルス・ドジャースでプレーする。
大谷がインスタグラムにドジャースのロゴをアップし、「マイ・ネクスト・チームとしてドジャースを選んだ」と発表した。今シーズン、大谷とバッテリーを組んだローガン・オホッピー(ロサンゼルス・エンジェルス)は、そこに「おめでとうブラザー」と書き込んでいる。
ジ・アスレティックのケン・ローゼンタールやESPNのジェフ・パッサンらによると、契約は10年7億ドル。繰り延べ払いが含まれていて、選手が契約を途中で打ち切ることができるオプト・アウトの権利はついていないという。
【追記:12/10】代理人のネズ・バレロが出した声明文に、10年7億ドル、と記されている。
大谷の契約総額は、マイク・トラウト(エンジェルス)の12年4億2650万ドル(2019~30年)を上回っただけではない。エンジェルスでトラウトに次ぐ総額の契約を手にしている、アンソニー・レンドーンは7年2億4500万ドル(2020~26年)なので、それらを合計しても6億7150万ドル。大谷に及ばない。
他球団の契約総額トップ2の合計も、同様だ。2人合わせて5億ドル以上のチームメイトについては、こちらで書いた。
◆「ドジャースのベッツとフリーマンの契約総額は2人合わせて5億2700万ドル。大谷は1人でそれを凌ぐ!?」
また、大谷の前に、日本人選手が交わした契約の総額トップ5は、田中将大(当時ニューヨーク・ヤンキース/現・東北楽天ゴールデンイーグルス)の7年1億5500万ドル(2014~20年)、ダルビッシュ有(当時シカゴ・カブス/現サンディエゴ・パドレス)の6年1億2600万ドル(2018~23年)、ダルビッシュの6年1億800万ドル(2023~28年)、イチロー(当時シアトル・マリナーズ)の5年9000万ドル(2008~12年)、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)の5年9000万ドル(2023~27年)だった。
こちらの合計は、5億6900万ドルだ。さらに、鈴木誠也(カブス)の5年8500万ドル(2022~26年)と千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)の5年7500万ドル(2023~27年)も合わせると、7億2900万ドルとなり、ようやく大谷の契約総額を超える。