総額1億ドル以上の選手を最も多く擁するのはドジャース!? 大谷、ベッツ、フリーマン、山本、スネル…
現在、総額1億ドル以上の契約を手にしている現役選手は、ニューヨーク・メッツと15年7億6500万ドル(2025~39年)の契約を交わしたホアン・ソトを筆頭に、見落としや数え間違いがなければ、60人を数える。
彼らを最も多く擁する球団は、ロサンゼルス・ドジャースだ。10年7億ドル(2024~33年)の大谷翔平、12年3億6500万ドル(2021~32年)のムーキー・ベッツ、12年3億2500万ドル(2024~35年)の山本由伸、6年1億6200万ドル(2022~27年)のフレディ・フリーマン、10年1億4000万ドル(2024~33年)のウィル・スミス、5年1億3656万2500ドルのタイラー・グラスナウの6人に加え、今オフ、ブレイク・スネルを5年1億8200万ドル(2025~29年)の契約で迎え入れた。
ドジャースをはじめ、総額1億ドル以上の選手が4人以上の球団は、以下のとおり。
他球団と契約を交わした後、トレードで移籍した選手は、現在の球団に含めている。今オフに動いた選手では、クリーブランド・ガーディアンズからトロント・ブルージェイズへ移籍したアンドレス・ヒメネスがそうだ。来シーズンは、7年1億650万ドル(2023~29年)の契約3年目となる。ヒメネスのトレードについては、こちらで書いた。
◆「3年続けてゴールドグラブの二塁手をトレードで放出する。あと6年も保有できるのに…もったいない!?」
総額1億ドルの選手は、この6球団に計31人なので、全体の5分の1の球団(6/30)に、半数以上(31/60)が集中している。その一方で、総額1億ドル以上の選手が皆無の球団も、同じく全体の5分の1(6/30)を数える。
なお、今オフのFA市場に残っている選手のうち、コービン・バーンズとアレックス・ブレグマンは、総額1億ドルを超える契約を手にするだろう。MLB.comのマーク・フェインサンドは、バーンズが望んでいるのは総額2億4500万ドル以上、と報じている。ピート・アロンゾやジャック・フレアティ、アンソニー・サンタンデアが得る契約も、総額1億ドル以上の可能性はありそうだ。
また、トレードの噂が出ているノーラン・アレナード(セントルイス・カーディナルス)は、2019年の開幕前にコロラド・ロッキーズと8年2億6000万ドル(2019~26年)の延長契約を交わし、2021年2月のトレードでカーディナルスへ移籍した。その際、この契約には、2027年の年俸1500万ドルが加わっている。